今後の日本経済を素人なりに考えます。
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    日本経済が今後どうなっていくのか興味がが有る、というか心配になって、いろいろな本やネットの情報を調べてみました。
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    日本の国債の金利上昇と、国債暴落の危険性についての考察

    さて、怖いタイトルですが、ずっと気になっていた日本の国債の事について考えてみたく思います。
    日本はこの事から目を背ける訳には行きませんので。

    野口悠紀雄著作の、「金融緩和で日本は破綻する」の内容を先生とし、ネットでの最新情報も交えて考察してみます。
    ※ちなみに野口氏の本はそれぞれの現象に対する解説が丁寧で、とても勉強になります。お勧めです。

    異次元金融緩和策以降、国債の長期金利が不安定になっていて、問題になっていますね。

    もともと、2012年中に10年国債金利が0.7%を割り込む状況を、野口氏は「国債バブル」と呼んでいます。ユーロ危機の影響で日本に流れ込んだマネーが主な理由ではないかと推測されていますし、アメリカのQEのマネーの影響も考えられています。日本の財政状況から考えると、低い金利は分不相応であり、「バブル」という事です。(金利が低いと言うことは価格が高い、と言う事ですから。)

    直近の金利の動向を見ますと・・・
    2012年12月 : 0.7%台
    2013年 1月 : 0.7~0.8%台
           2月 : 0.6~0.7%台
           3月 : 0.5%台
           4月 : 日銀が異次元金融緩和策を発表した次の日、4月5日に過去最低の0.315%を記録。しかしその後、じわじわ上昇。
           5月 : 金利は乱高下しながら上昇。一時期1.0%に到達。5月終盤は0.8%台で推移。

    異次元金融緩和策の発表後、金利が上がっています。(動きが不安定な事も有り、さらに心配感があおられています・・・)

    金融緩和でなぜ金利が上がるのか?その理由は以前も考えたように、下記などが考えられます。
    ・投資家が、景気回復などで将来の金利上昇を予測し、価格が高いうちに利益確定を望んで長期国債を売却。
    ・日銀が大量に国債を買うと日銀のオペのみで売る動きが増え、通常の国債市場が細る事になり流動性リスクが出るようになり、そのリスクを補うために国債価格が下落する。(=国債の金利が上昇する。)

    上記の理由ももっともらしいですが、実はこれまでが国債の「バブル」だった事も考慮からはずせません。「バブル」はいつかは崩壊するものですから。欧州の金融危機の収束や、アメリカの金融緩和の出口化へ向けた動き、それに上昇していく日本の株価のほうに魅力を感じ、日本の国債から他の資産へ資金が流出していく事で、国債バブルが崩壊に向かい長期金利が急上昇(国債が暴落)するシナリオも考えられそうです。

    ただし、暴落と言っても日本はギリシャのようにはならないと言われています。ギリシャの国債の持ち主は外国人が多く、危機が発覚した際に我も我もと国債が売られ暴落し、金利は30%を超える水準まで上昇しました。それに対して日本の国債の持ち主の9割は日本の金融機関などであり、度を越えて歯止め無くコントロール不能な動きまではしない、とも言われています。国債市場があまりにも不安定な場合、投売りのような事はせず自制した動きになるだろうと。

    実際、5月24日の日本経済新聞の記事に下記のようなものが有ります。

    ---「生保、金利乱高下に苦慮 一部に国債回帰の動き」
    大手生命保険会社が乱高下する債券相場に苦慮している。長期金利上昇に伴う金利収入増を重視する一部の生保が国債投資に回帰する一方、振れが激しい国債市場での売買を手控える動きも出ている。24日に出そろった2013年3月期決算は大半の生保が増益となったが、今期は不透明な市場での運用の巧拙が業績に大きな影響を与えそうだ。(途中略)
    足元では、生保の主要な運用対象である20年物国債の利回りが1.7%前後と12年度並みの水準まで上昇。国債に投資しやすい環境が整いつつある。住友生 命保険の松本巌運用企画部長も同日の会見で「今の水準が続けば、国債を増やし外債の残高は据え置くこともできる」との考えを示した。(途中略)---
    このように、国債の金利が上がればそれにより運用しようという動きも出てきています。

    しかし下記のような記述も有り。
    ---日銀が大量の国債を市場で購入し、長期金利が大きく変動している現状は生保にとって好ましい事態ではない。日本生命保険の大関洋財務企画部長は24日、 「今は流動性が少し落ちており、一般的に国債に手を出しにくい」と指摘。三井生命保険の杉本整運用統括部長も4月から5月にかけて、国債の買い増しペース を落としていると明かした。富国生命保険は国債の売買が円滑にできるようになるまでは、国債の積み増しを急がず現預金で保有する。---
    日銀の大量のオペの影響で、流動性が落ちて価格が下落気味である事は間違い無いようです。

    いずれにしろ、ギリシャのような大きな暴落は考えにくいです。

    しかし、日本の国債の残高は膨大です。1%でも金利が上昇するとダメージが大きいのでは?
    その事に対して、野口氏が本書のp.205~210で答えています。

    金利上昇が国債費に与える影響は、長期的効果と即時効果の2つに分けて考えなければならない、とされます。
    2012年末の普通国債の残高が709兆円程度。金利水準が1%ポイント上昇した場合どうなるか。

    長期的には、709兆円×1%=7兆円 の利払い費が増加します。これは消費税であれば5.6%アップしなければならない額とのこと。5.6%の消費税アップなど、国民が許しません。それに消費税をアップしたら景気を冷え込ませ、経済を萎縮させ、ますます税収が減るとされていますし・・・。つまり、景気回復で税収増加が無いまま金利が上がると、1%上がっただけでも大ダメージと言う事です。(長期的には。)

    次に即時効果について。上記で、長期的効果として709兆円×1%としましたが、これが即座に発生すると言う事ではないとの事です。
    即座に金利上昇の影響を受けるのは、上昇時点以降の、借り換え債(=償還国債から借り換えされる国債)を含めた新規発行分に限定されるとの事です。

    少々シミュレーションすると、
    ・毎年の新規発行国債がだいたい50兆円。金利が1%上昇したら、0.5兆円の利払い増加。
    ・借り換え債は全体の60分の1程度なので、700兆円×(1/60)×1% = 0.117兆円。
    ・以上を合計すると、利払い増加の合計は、0.617兆円。
    と言う事になります。そんなに大きな額には見えませんが、2年目、3年目と年々累積していき、利払いの増加が1年ごとに約0.1兆円程度増加されていくとの事。金利の1%の上昇でもこの額であり、今現在、ただでさえ回っていない財政が、さらに不利な状況に追い込まれていくということです。

    もし、金利上昇が2%、3%・・・となれば、利払い増加は1年目でも1.2兆円、1.8兆円と膨らんで行く事にはなります。
    でも、毎年の国債発行額50兆円のなかの1兆円程度の影響。国債についてじっくり考える前のイメージよりは、正直少額と思ってしまいました。(少額と思ってしまう感覚も、おかしくなっている気もします。)

    金利が数パーセント上昇したからといって直ちに国家破綻につながる訳ではない・・・みたいです。
    しかし万が一景気が回復しないのに金利のみが上がる状態になれば、負のスパイラルになり国民の心理的にも悪影響を及ぼし、加速的に財政破綻、国家破綻に向かう最悪のシナリオの危険性を警告する人もたくさいんいます。

    ただ、金利が上昇するなかで、その上で財政再建を行う道筋は一つしか有りません。
    国債バブルがはじけるにしろ、景気回復で金利が上昇するにしろ、金利上昇分による利払い増加の金額を取り戻してあまりある税収増加の達成が必要です。

    莫大な国債残高は、大きな重荷を背負っている不利な状況である事は間違い有りません。
    残高が今より少ない頃であればもっと楽だったのに・・・なぜこの金額に積み上がるまで何もできなかったのか、どうしてもそう考えてしまいます。

    しかし、とにかく外需では日本の技術力や日本の良さを世界に売って、内需では明るい未来を信じる人々がお金を使う世の中にして、景気を回復して税収を増やし、借金を少しずつ返して行くしか有りませんね。

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    テーマ:経済 - ジャンル:政治・経済


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