今後の日本経済を素人なりに考えます。
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    Author:ひーりん(heelin)
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    量的金融緩和は鉱工業の生産高を増加させ、景気を刺激する

    「量的緩和政策―2001年から2006年にかけての日本の経験に基づく実証分析―」
    この論文の中で、筆者が量的緩和政策が生産高水準を持続的に増加させる、と結論付ける過程を見てみます。

    筆者はまず、生産高、物価、金融政策変数という3つの変数でのVARモデルで検証します。

    【前提】
    標本期間      : 2001年3月~2006年2月
    生産高のデータ  : 鉱工業生産指数(IIP)=日本の鉱業・製造業の活動状況を総合的に表す指標
    物価のデータ   : コア消費者物価指数=全国の世帯が購入する各種の財・サービスの価格の平均的な変動を測定するもの(ただし「コア」は、天候に左右されて変動の大きい生鮮食品を除いたもの。)
    金融政策変数   : 日銀当座預金残高の目標額。(2001年3月~7月の5兆円にはじまり徐々に金額を増やし2004年1月~2006年2月には32.5兆円であった。)

    生産高・物価・金融政策変数という、3変数のVARモデルでのシミュレーションにより、「3点の興味深い結果が得られた」とされます。
    論文のP.68図2に、インパルス応答関数のグラフが有ります。
    http://www.mof.go.jp/pri/publication/financial_review/fr_list5/r99/r99_059_081.pdf


    VARモデルシミュレーションによる、3点の興味深い結果
    第一に、量的緩和ショックが生産高を持続的に増加させる結果が出ました。特に、量的金融緩和をはじめて2カ月後から増加し始め、8ヶ月後にピークを迎えるという結果が得られ、若干のタイムラグが生じる結果となっています。

    第二に、量的緩和ショックに対する消費者物価の反応が非常に小さいという結果が出ました。「日銀はデフレを回避する為に量的緩和政策を採用したが、量的緩和政策が一般物価を上昇させるのに成功したという統計的な証拠を得ることはできなかった。」と述べられています。つまり、量的緩和政策は物価の上昇、デフレ脱却には必ずしも特効薬とはなり得ない、と暗に述べられています。

    第三に興味深いのは、日銀の当座預金の残高の動向です。消費者物価が下がれば日銀当座預金残高は上がる。しかし生産高の増減に対しては日銀当座預金残高はほとんど反応無し。これは、日銀が生産高よりも物価に力点を置いて政策運営を行ったという事がシミュレーションにより証明され、日銀の公式声明と合致している・・・と筆者は分析しています。

    ここまでで、量的金融緩和は鉱工業の生産高を増加させる。ただし物価は簡単には上がないのでデフレ脱却という意味では特効薬的な効果は薄いといえる・・・という事がわかりました。
    しかし、鉱工業の生産高を増加させ、景気が刺激される事は確かなようです。

    なぜ、生産高が上がるのか。その経緯をこの論文の筆者は追及します。次回、それを追ってみます。


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    テーマ:経済 - ジャンル:政治・経済


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