今後の日本経済を素人なりに考えます。
    経済に関する事を素人目で考察してみます。

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    はじめまして。ひーりんです。
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    日本経済が今後どうなっていくのか興味がが有る、というか心配になって、いろいろな本やネットの情報を調べてみました。
    経済に関してはど素人ですが、好奇心だけで突き進んでみます!!^^;



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    リフレ派は日本の国債残高が積み上がっていることについてどう思っているでしょうか?

    これまで、反リフレ派の野口悠紀雄氏、小幡績氏、藤巻健史氏の国債暴落についての考え方を見てみました。
    では、リフレ派は1000兆円にも積み上がった国債残高についてどう思っているでしょうか。

    浜田宏一氏の「アメリカは日本経済の復活を知っている」

    と、

    渡辺哲也氏の「これからすごいことになる日本経済」

    から読み取って見ました。

    どちらも主張はほぼ同じで、自国通貨建ての国債がデフォルトする事は有り得ない、というものです。国に通貨発行権が有り、いざとなればお金を刷る事ができて国債を償還する事ができるからだと言います。

    主な主張

    ①日本は世界で最大の対外資産を持った国。円は、日本国民全体の信用をバックにしており、現実に円の値打ちは上がり続けている。

    ②日本は変動相場制を取っているので、仮に日本政府が破産したとしても、日本国民は絶対に破産しない。政府が破産しかけても、国債を政府が買い上げて円安にし、その事で財政危機を解消するという選択が(良い選択かどうかは別として)残っている。

    しかしこれは、反デフレ派の主張を見た後ではさまざまな矛盾点が感じられます。

    まず①について。
    リフレ派は、円の値上がりは「単なる貨幣現象」といつも述べます。円が値上がりしたのは、アメリカやヨーロッパが増やしたマネタリーベースに比べて、日本の増やし方が足りなかったからだと。しかし、①の主張は急に「日本国民全体の信用」を持ち出した感が否めず、「単なる貨幣現象」と述べた事から筋が通っていない感じがします。

    次に②について。
    円安で財政危機を解消する・・・。この言葉からは重大さが感じられませんが、財政危機が解消できるくらいの円安とは、おそらくハイパーインフレを起こすくらいの円安の事と思われます。ハイパーインフレを肯定する考えであり、ある意味開き直りの考えのようにも受け取れます。

    反リフレ派の肩を持つ訳では無いのですが、リフレ派の意見は理論の裏づけが少なく、楽観的すぎるように感じる事が多いです。

    ・・・反リフレ派の考えをたくさん見たので、知らず知らずのうちに影響されてしまったのでしょうか・・・^^;

    国債暴落、絶対に起こって欲しくないですが、リフレ派の人々のように楽観的な気持ちにはなれない今日この頃です。(汗)
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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その5) 国債未達をきっかけとして

    藤巻氏が考える(考えていた)国債暴落のシナリオ「その5」です。
    2010年当時は、藤巻氏はこれが起こる確率が一番高いと言っていました。
    でも異次元金融緩和が実施される今となってはどうなんでしょう。
    とりあえず考えてみます。

    その5.国債未達をきっかけとするもの

    国債の未達とは、政府が発行する国債の入札で、発行金額より購入金額が少なくなり、資金が集まらない事です。
    藤巻氏の考えは下記のようなもの。

    日本の個人金融資産は2000年頃からあまり増えていない。2009年時点で1453兆円。(※ただし2012年12月末は1547兆円との事です。)
    国債の毎年の発行額は40~50兆円。借り換え際は120兆円ほどある。
    個人金融資産が大きく増えていかない現状では、国債発行額の規模の新しい購入原資が生まれいない。
    これまでは景気が悪かったので金融機関が融資を引っぺがして国債購入に回したり、株式を売却して国債を買うという事をやっていたのだと思われる。また、お金を銀行に預ける個人の人々も、株価が下がり基調の2012年末までは、株式保有より銀行預金を選択し、銀行にはお金が集まりやすい状況もあったと考えられる。
    これはいつか壁にぶち当たると思われ、壁にぶち当たった時に国債未達という現象で現れ、国債暴落のきっかけとなる。

    藤巻氏は、本を執筆した2010年で、
    「そろそろ壁にぶち当たって国債未達という現象で現れるのでは・・・」
    と心配していました。しかし同時に、
    「未達がいつ起こるかは予測できない。大地震の予報と同じで、起こる確率は高いがいつ起こるかは分からない。」
    とも述べていました。

    さて、本当に国債未達が起こり得るでしょうか。

    そもそも、銀行がなぜ国債を購入したいのか。

    これには、新BIS規制といって、メガバンクが国際業務を実施する際には自己資本比率が8%以上、という決まりが関わっているとの事です。その中の規定で、銀行が国債を保有するリスクに関しては「リスクウエート0で計算してよい」という規定が有るとか。

    リスクゼロ・・・これは銀行にとって魅力でしょう。

    借り手が無くて資金運用に困る銀行としては、リスクゼロで金利や売却益による利益が見込める国債を購入したがる訳です。
    実際、金利が下降していた「国債バブル」の時の銀行の利益の4分の1は、国債の売却益だったとか。(買っていたのは日銀

    多額のお金に対する流動性が高い事も、国債の魅力との事。

    国債価格が上がる(金利が低くなる)ような「国債バブル」の時であれば、銀行にとって国債は一段と魅力が高いものと思われます。
    実際2012年5月には、日銀の国債購入オペで、銀行が国債を手放さない「札割れ」が起こったとの事。銀行は国債を持っていたほうが有利と考え、売りたがらなかったらしいのです。

    しかし、これはちょっと前までの日本の話。「国債バブル」特有の現象だったのではないでしょうか。

    異次元金融緩和が実施される今後は、国債を購入するモチベーションとして、これまでと同じとは思えません。

    ・景気回復で金利が上がると予想されたり、金融緩和後に長期金利が上がるような動きによって、国債を手放したい動きが出ててもおかしくは無いのでは。

    ・また、金融緩和や景気回復で株価が上昇すると予測されれば、国債より株を買う動きはでないのでしょうか。

    ・また、異次元金融緩和により逆に国債の流動性リスクが出ているという話も有ります。

    今の日本では、これらによってますます国債の価格は下がり気味になり、金利は上昇気味に動くのでは、と思います。

    さらに、本当に日本の景気が回復してくれば、融資が増える事になり銀行は国債購入よりも貸し出しにお金を振り分けたいと思うのでは無いでしょうか。

    そうなると、政府が国債を売ろうとしても銀行がそんなにたくさんいらないと言うかもしれない。

    そこで!

    「国債そんなにいらない」と銀行に言われるのを見込んだことも、日銀と政府が異次元金融緩和を実施する理由のひとつなのでしょうか?

    異次元金融緩和で日銀が大量の国債を銀行から買い取るから、新BIS規制の対応策としてある程度国債を持ちたい銀行が、新規発行の国債を購入してくれる、という事でしょうか。

    この事は日銀と政府の計算ずくなんですかね?
    深く考えると、綱渡りのような事をしているんだな、と思えてきます。

    いずれにしろ、今の日本は、日銀が国債を大量に購入するオペレーションのおかげで「国債未達」という線は薄いのではないでしょうか。

    ただし、(その3)で考えたように、藤巻氏はこのオペレーションで「ハイパーインフレが起こる!」と心配しています・・・。^^;

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その4) 経常収支の赤字

    藤巻氏が考える国債暴落のシナリオ「その4」です。

    その4.日本の経常赤字の膨張をきっかけとするもの

    経常赤字が膨らむと、国債を海外に売らなければならなくなる。低い金利では買ってくれないので、金利が上昇する。海外に国債を売るという事は、円を売ってドルを買う事なので円安がすすむ。円安が進みインフレになって長期金利が上昇する・・・・
    恒常的な経常赤字の予測のニュースが流れたとたん、上記の事が予測されて国債が暴落する可能性あるというのが、藤巻氏の考えです。

    ちょっと前の情報で、

    「日本は貿易収支は赤字でも経常収支はまだまだ黒字なんだ。騒ぐ事はない」

    みたいな記事を読んだ事が有りました。経常収支が恒常的に赤字に転落することはないんだろうなと、楽観的に考えていたところも有ったんですが、ネットの情報によると、

    遠くないうちに日本の経常収支が赤字に転落する事はエコノミストの間では常識になりつつある

    との話も有りました。

    単月での収支は2012年11月~2013年1月の3ヶ月連続で赤字になってましたし、恒常的な経常赤字というのもここ何年かのうちに本当にありえるのかも知れませんね。

    さらにネットの記事を調べてみたら、経常赤字への転落が危ぶまれる原因としては、火力発電のための化石燃料の輸入が大きいようです。ちょっと古い記事でしたが、2011年の「第37回改訂中期経済予測(2011-2020 年度)」によると、原発停止、火力発電代替によって2017年度にも恒常的な経常赤字に転落してしまう、との事でした。

    エネルギー問題が重要そうで、当然これには日本政府も敏感であり、アメリカからシェールガスを安価に購入しようと模索したり、太平洋の海底に豊富にある事がわかったメタンハイドレードの利用開発に力を入れようとしていますよね。

    なんとか、恒常的な経常赤字への転落は避けて欲しいですが・・・

    もし、恒常的な経常赤字が起こるとどうなるか。

    今、国債を買い支えているのは日本国内のお金だと思います。
    経常黒字国家であるから、金融機関にお金が集まり、金融機関がお金を持っているから運用先として国債購入にあてられる。国債の保有者の9割が国内である理由は、日本が経常黒字国だからできた事ではないでしょうか。

    経常赤字になると、藤巻氏の言うとおり、やはり外国に国債を売らなければならないでしょう。

    言い換えると、これまで政府は、国民へ多額の借金をしてやりくりしてきた訳ですが、いよいよ外国への借金も始める訳です。
    国民はいわば身内。低い金利でもお金を貸してくれましたが、外国にお金を借りるとなるとそれなりに高い金利でないと貸してくれない気がします。すでにたくさんの国債残高(借金)が有り、なおかつ経常赤字なんですから、お金を貸す側としては信用リスク的に高い金利を要求する事は当然だと思われます。

    経常赤字で金利が暴騰して、国債暴落 ・・・ 有り得るシナリオですよね・・・。

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その3) 日銀の買いオペ増額

    藤巻氏が考える国債暴落のシナリオ「その3」です。

    その3.日銀の買いオペ増額をきっかけとするもの
    その3は、日銀の国債買い取り額が増加すると金利が上昇、またジャブジャブになったお金がハイパーインフレを起こすという藤巻氏の主張です。

    現在、異次元金融緩和策として国債買い取りが増額され、実際に長期金利が上昇気味です。

    今、藤巻氏の「日本破綻 その日に備える資産防衛術」を読み返している訳ですが、この本が書かれたのが約3年前。日銀が大規模な金融策を行う前です。

    その当時も、「日銀が市場から購入する国債の額を増やせ。増やせば長期金利が低位安定し、国はもっと借金できる。財政破綻の危機が遠のく。」という主張が多かったようです。

    しかし藤巻氏はその当時から、マネーサプライの上昇により将来のインフレが予測されるなどの理由で、長期金利が上昇するだろうと予測していました。80年代のアメリカで同様の例が有った、という事を根拠にしています。このあたりはさすが、経験豊富な一面が感じられます。

    累積赤字が極大化している状況で、「日銀の国債買いオペ増額」のニュースが、当局の意図とは反対に国際価格暴落の引き金になる可能性が有る

    ・・・・ちょっと飛躍的ですが、これは藤巻氏の直感的・感覚的な感性から出てくる言葉と思います。
    そして、「お金がじゃぶじゃぶになると、ハイパーインフレが起こる」・・・これもどのような経緯でそうなるのかは説明が無いので、藤巻氏の感覚的な言葉のような気がします。藤巻氏の他の文献を調べれば、ひょっとしたら深い考え・理論が見つけられるのかも知れませんが、私の印象としては藤巻氏は 過去の経験+直感、で考えるタイプの人間だと感じます。

    しかし、それがしばしば当たる。(そしてしばしば外れる・・・^^;)

    ところで、金融緩和を行うと長期金利が上昇する現象は以前このブログでも考察した論文

    「量的緩和政策―2001年から2006年にかけての日本の経験に基づく実証分析―」

    の中でも緻密に研究され、シミュレーションでそのようになる事が予言されていました。
    また、なぜ長期金利があがるのかのいくつかの推測についても、このブログの他の記事で考察しました。

    ↓「量的金融緩和での様々な現象。株価上昇、長期金利上昇の理由とは。」
    http://heelin.blog.fc2.com/blog-entry-22.html

    現実に起こっている事を見ても、金融緩和で長期金利が上昇する事は事実のようです。
    大規模な金融緩和になれば、金利上昇もそれだけ大きく上がってしまうのか?その問いの答えはまだ見つけられていないのですが、壮大な実験と言われる異次元金融緩和策が長期金利の同行に及ぼす影響・・・今後何が起こるか読めない部分が多そうです。

    不気味さを感じずにはいられませんよね・・・。

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その2) 海外債権の暴落

    藤巻氏が考える国債暴落のシナリオ「その2」です。

    その2.海外債権市場の大暴落をきっかけとするもの
    その2は、全世界レベルで国債市場が下落し、その時、財政事情の悪い日本の国債に世界の目が向いてしまい売りのターゲットとなって暴落する、というシナリオです。

    ◆欧州の国債について
    ・・・現在は欧州の国債金利は落ち着いているようです。一時は7%を越したイタリア、スペインの金利も、2013年5月の現段階で3~4%台で落ち着いています。

    ---背景にあるのは、欧州中央銀行(ECB)が12年秋に打ち出した国債買い入れ策を受けて金融危機が収束するとの期待感。ECBのドラギ総裁は10日の記者会見で「金融市場の信頼感は大幅に改善している」と、その効果を強く自賛した。(時事ドット込む「【図解・国際】欧州諸国の主な国債利回り」の記事から引用)---  

    しかし、このまま収束すると考えるのは甘いでしょう。上記に続いて、記事では下記のように述べています。

    ---もっともユーロ圏の13年の成長率は0.1%にとどまる見通しで、失業率は11.8%と過去最高を更新中。各国の債務残高はなお高く、スペインは中長期国債の発行を迫られている。金融市場の一部からは、「楽観論が先行し過ぎている」との声も出ている。---

    再び欧州の国債の金利が上昇し、ソブリンリスクが再燃するシナリオも大いに有ると思われます。

    ◆アメリカの国債について
    また、アメリカの国債の金利上昇も、何かのきっかけで有り得る話かもしれません。アメリカは、「帝国循環」とも呼ばれる、対外債務が積みあがり財政赤字が拡大してしまうシステムの中にいるらしいです。年間50兆円ほどのアメリカ国債を海外に売らなければ、財政がファイナンスできないと言われているとのこと・・・。詳しくは、「人力でGO」さんのブログの記事を見てみて下さいね。
    http://green.ap.teacup.com/pekepon/1126.html

    ◆そして、日本の国債について
    欧州の国債、アメリカの国債が危なくなった場合、日本の国債はどうなるでしょう。
    比較的安全な日本の国債に資金が流れ込むのでは?そうすると金利がますます下がるのでは?素人の私はそんな事も考えてしまいます。

    しかし、藤巻氏は面白い事(怖い事?)を言います。
    日本の国債の金利が低いのは、日本人が財政悪化に鈍感になっているからだと。

    もし、全世界レベルで国債が連鎖的に下落するような事になると、もう鈍感のままではいられない。
    ヘッジファンドを含めた世界中の投資家の目が日本の国債市場に向かう事になり、今まで膿がたまりすぎていたおできがボンと破れるように国債が暴落する可能性が有る、と。(国債が暴落すると儲かる人たちが、仕掛けてくる事も含んで言っている内容と思います。)


    それに最近の長期金利の乱高下を見ていると、日本の国債の安心度にも疑問が突き付けられているような気もします。なにかきっかけが有ったら・・・、藤巻氏が言うように、おできがボンと破れないとも限りませんよね。

    (それにしても、おできがボンって・・・やっぱり、藤巻氏の言葉は直感的・感覚的な内容が多い気がします・・・^^;)

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