今後の日本経済を素人なりに考えます。
    経済に関する事を素人目で考察してみます。

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    日本経済が今後どうなっていくのか興味がが有る、というか心配になって、いろいろな本やネットの情報を調べてみました。
    経済に関してはど素人ですが、好奇心だけで突き進んでみます!!^^;



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    アメリカ金融緩和(QE3)縮小延長で金利低下。住宅ローン借り換えにチャンス到来!



    最近興味が有るのが、住宅ローンの借り換えです。

    最初は変動金利で借りていたんですが、何が起こるかわからない世の中なので、2年くらい前に固定金利に変えました。

    というのは、日本財政が破綻して万が一ハイパーインフレみたいな事が起こると、変動金利で借り入れしている場合すさまじい金利上昇によって一気に破綻です。

    一方、もしも固定金利で借りていれば上記のような場合でも金利は変動の影響を受けず、逆にお金の価値が下がるので借金の価値も下がるというメリットも出てきます。

    ところで、アメリカの金融緩和(QE3)の縮小が先延ばしされ、日本の長期国債の金利が下がりましたね。
    ------<長期金利>低下 一時0.685% 毎日新聞 9月19日(木)13時7分配信------
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130919-00000057-mai-brf

    これはチャンスです。
    長期固定の住宅ローンの借り換えを検討してみたんですが、ネットで人気ランキングを調べてみたら新生銀行のプランが人気ナンバーワンでした。
    私の場合、35年長期固定に借り替えた場合150万円くらいのメリットが、30年長期固定の借り換えの場合430万円くらいのメリットが有りました。
    -----住宅ローン借り換え比較ランキング-----
    http://karikaeloan.jp/

    住宅ローンを選ぶ際には、いろいろポイントが有るみたいです。
    ・保証料が無料である事
    ・繰り上げ返済が無料でできる事
    ・疾病保証付きがお得
    ・コンビニATMや他銀行振り込みが無料
    などなど。

    その中で一番お得なのが新生銀行なんだと。

    私は別に新生銀行の回し者では無いのですが、真剣にこの銀行で借り換えを検討しようと思っています。^^

    P.S.
    ちなみに、借り換え検討の有効性については下記記事も参考になります。
    -----金利が高い、固定に…住宅ローン借り換えの見極め 第15回 ファイナンシャルプランナー・花輪陽子 2013/4/11 7:00 -----
    http://www.nikkei.com/money/savings/survival.aspx?g=DGXNMSFK0902K_09042013000000






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    消費税増税とローン金利・住宅購入タイミングについて

    消費税が上がりそうですが、住宅ローンの金利はどうなるのでしょうか。気になります。

    消費税が上がると景気が悪くなって金利が下がるなんて話と、いやいや東京オリンピックも決まったし金利は上がって行くよ、という話も有ります。

    家の購入や住宅ローンの借り換えは、消費税が上がる前に決行したほうが良いのかどうなのか・・・

    ネットの記事を調べてみました。

    http://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/shouhizei/kinri.html/

    まず、今後の金利については、この記事によると・・・
    ・現在の金利は史上最低レベルであり、今後上がるしかない
    ・金利が上昇する時には短期間で一気に上昇するので注意が必要

    http://realestate.yahoo.co.jp/docs/tax_increase/index05.html

    では、増税後の住宅ローン減税との絡みはどうなのでしょう。
    消費税アップ後の住宅ローン減税で戻ってくる金額はMAX400万円という前提から考えると・・・

    ・都心の1億円をはるかに超えるマンションの場合、増税後の負担は500万円以上アップ。増税前に買うべき。

    ・MAX400万円の減税を受けるには、10年後の借り入れ残高が4000万円以上なければならない。借り入れ元本が比較的すくない場合は増税前に買うべき。

    ・例えば、6000万円のマンションを頭金1200万円・借り入れ4800万円で購入し10年後も借り入れ残高が4000万円以上あるようにするなら、住宅ローン減税でMAXの400万円が戻る。これに対して、消費税増税による負担増はせいぜい100万円程度なので、ローン減税とで差し引き300万円の得になり、増税後に購入したほうが良い。
    ※上記サイトにはこう書いてありますが、返済プランにもよりますがこの例で言うと10年後に借り入れ残高が4000万円にならない気がしますし、消費増税による負担増は6000万円×UP分3% なら 180万円ですし、何か間違っている気がします。

    いろいろ記事を見ると、金利はいづれ上がると思われますし増税後の住宅ローン減税で得をするのは特殊な場合と思われ、増税前に家を購入するほうが良いと思われます。

    また、アメリカのQE3の縮小が見送られた事で日本の長期国債の金利が下がりました。

    つられて住宅ローンの金利も下がりますから、家の購入、住宅ローンの借り換えも、今がチャンスと言えるのではないでしょうか。

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    利子率革命という言葉を知っているでしょうか。

    ---ケインズの見識によれば、「ジョンブル(イギリス人のこと)は大抵のことは我慢するが2分の利子率には我慢できない」ため、経験的に2パーセントの利子率を下回るような債券は売れ行きが極端に悪くなり流動性の罠が発生する。---

    ウィキペディアの、「流動性の罠」の説明文からの引用です。
    現在、日本の長期国債の金利は0.8~0.9%程度ですが、上の文章からもこれが異常に低い数値である事がわかります。

    「資本主義という謎 成長なき時代をどう生きるか NHK出版新書」

    埼玉大学の経済学の教授である水野和夫氏と、社会学者である大澤真幸氏の対談形式の本ですが、とても面白いです。
    経済の歴史的な話も出てくるのですが、16世紀のヨーロッパでも、今の日本のように10年を越えて長期間での低金利の時期が有ったと言います。

    16世紀にイタリアのジェノバで、11年に渡り金利2%を下回りました。それを、歴史学者は

    利子率革命

    と呼ぶとの事です。

    なんと!

    日本では、1997年から現在まで、15年以上も2%以下を継続しています。まさに、「21世紀の利子率革命」の真っ只中に有る、と著者は述べます。

    それだけでなく、アメリカ、ドイツなど先進国にも2%割れが広がっている事実 ・・・ 世界的に低金利が広がっている事は、何を示しているのでしょうか?

    金利が低い状態が継続してしまう事・・・これは、投資先が無く、社会がこれ以上活力のある膨張先を見つける事ができないような状態になっていることである・・・本にはそう書いてあります。

    現在の世界は、これまでのように膨張先を探し求めるやり方は通用しなくなっているのかも知れません。



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    なぜ、世の中の金利が低く、国家の債務は膨らんでいくのでしょうか

    お金を借りたがる人がいないから、金利は低くなってしまうのでしょう。
    ではなぜ、お金を借りたがる人がいないのか。投資先が無いからでしょうか。
    なぜ、投資先が無いのでしょうか?すでに、需要よりも供給が大きくなってしまっているからですかね。
    なぜ、供給過剰なのでしょう。企業が持っている設備を稼動させ、企業がものを売り続けて利益を上げなければならないから・・・・
    必要なものを、必要以上につくる世の中。金利が低いという事は、もう十分に必要なもので満たされている世の中ということでしょうか。

    しかし、人間というものは簡単には満足しない生き物と思います。
    もう十分に必要なもので世の中が満たされているとしても、お金さえあれば、不要なものでもどんどん買う人が大半でしょう。
    不要なものをどんどん買う、というのは言い方が悪いですが、企業は人に者を欲しがらせる天才です。
    ありとあらゆる手を使って、人々にものを欲しがらせるでしょう。そして人々は、お金さえあれば欲しいものを手に入れようとするはずです。

    お金があれば人々がもっと物を買うとすれば、やはり人々が持っているお金が少ないという事でしょうか。
    いや、しかし、人々は持っているお金の中で必要な物を購入し、人々ができるだけのお金を世の中に回しているはずです。

    それでも投資先が無く金利が低く、デフレになっているという事はやはり供給過剰という原因が大きいのでしょう。

    ひょっとしたら現代の資本主義とは、供給過剰と賃金が低い所得層を次々と生み出していくシステムなのでは無いでしょうか。
    企業は、工場のオートメーション化や新興国の躍進で人員が削減され、コスト競争でしのぎを削り、製品を安く、たくさん売ろうとする。
    雇用を削減された人々は、賃金の安い労働を行うしかなくなる。
    一方、工場に残る事ができた人々は効率の良い生産で高い賃金にありつける。
    賃金の格差が発生していく。これは時が経つにつれて技術革新とともにオートメーション化が進み、また新興国の躍進も進み、ますます賃金格差が進む。
    多くの人々の所得は下がっていく。
    一方、オートメーション化された工場の競争や、賃金が低い人々に買ってもらう為の価格競争により、品物は供給過剰されますまます価格も下落する。

    このように立ち行かなくなった状況を改善しようとして国は財政出動を行い、人々にお金を行き渡らせて更に物を買わせようとするが、現在の資本主義の向かう方向が過剰共有と賃金格差を生み出すものなので、いくら財政出動をしても何も変わらない。

    なにも変わらないのに繰り返し財政出動を行ってしまう結果、日本は1000兆円の債務を抱えるまでになってしまった・・・

    という事ではないでしょうか。

    今の世の中は、資本主義の限界が見えてしまっているのでしょうか?

    では、資本主義とはそもそも何なのでしょう。資本主義というシステムで、今の問題が解決できるものなのでしょうか。

    今後考えてみたく思います。
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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その5) 国債未達をきっかけとして

    藤巻氏が考える(考えていた)国債暴落のシナリオ「その5」です。
    2010年当時は、藤巻氏はこれが起こる確率が一番高いと言っていました。
    でも異次元金融緩和が実施される今となってはどうなんでしょう。
    とりあえず考えてみます。

    その5.国債未達をきっかけとするもの

    国債の未達とは、政府が発行する国債の入札で、発行金額より購入金額が少なくなり、資金が集まらない事です。
    藤巻氏の考えは下記のようなもの。

    日本の個人金融資産は2000年頃からあまり増えていない。2009年時点で1453兆円。(※ただし2012年12月末は1547兆円との事です。)
    国債の毎年の発行額は40~50兆円。借り換え際は120兆円ほどある。
    個人金融資産が大きく増えていかない現状では、国債発行額の規模の新しい購入原資が生まれいない。
    これまでは景気が悪かったので金融機関が融資を引っぺがして国債購入に回したり、株式を売却して国債を買うという事をやっていたのだと思われる。また、お金を銀行に預ける個人の人々も、株価が下がり基調の2012年末までは、株式保有より銀行預金を選択し、銀行にはお金が集まりやすい状況もあったと考えられる。
    これはいつか壁にぶち当たると思われ、壁にぶち当たった時に国債未達という現象で現れ、国債暴落のきっかけとなる。

    藤巻氏は、本を執筆した2010年で、
    「そろそろ壁にぶち当たって国債未達という現象で現れるのでは・・・」
    と心配していました。しかし同時に、
    「未達がいつ起こるかは予測できない。大地震の予報と同じで、起こる確率は高いがいつ起こるかは分からない。」
    とも述べていました。

    さて、本当に国債未達が起こり得るでしょうか。

    そもそも、銀行がなぜ国債を購入したいのか。

    これには、新BIS規制といって、メガバンクが国際業務を実施する際には自己資本比率が8%以上、という決まりが関わっているとの事です。その中の規定で、銀行が国債を保有するリスクに関しては「リスクウエート0で計算してよい」という規定が有るとか。

    リスクゼロ・・・これは銀行にとって魅力でしょう。

    借り手が無くて資金運用に困る銀行としては、リスクゼロで金利や売却益による利益が見込める国債を購入したがる訳です。
    実際、金利が下降していた「国債バブル」の時の銀行の利益の4分の1は、国債の売却益だったとか。(買っていたのは日銀

    多額のお金に対する流動性が高い事も、国債の魅力との事。

    国債価格が上がる(金利が低くなる)ような「国債バブル」の時であれば、銀行にとって国債は一段と魅力が高いものと思われます。
    実際2012年5月には、日銀の国債購入オペで、銀行が国債を手放さない「札割れ」が起こったとの事。銀行は国債を持っていたほうが有利と考え、売りたがらなかったらしいのです。

    しかし、これはちょっと前までの日本の話。「国債バブル」特有の現象だったのではないでしょうか。

    異次元金融緩和が実施される今後は、国債を購入するモチベーションとして、これまでと同じとは思えません。

    ・景気回復で金利が上がると予想されたり、金融緩和後に長期金利が上がるような動きによって、国債を手放したい動きが出ててもおかしくは無いのでは。

    ・また、金融緩和や景気回復で株価が上昇すると予測されれば、国債より株を買う動きはでないのでしょうか。

    ・また、異次元金融緩和により逆に国債の流動性リスクが出ているという話も有ります。

    今の日本では、これらによってますます国債の価格は下がり気味になり、金利は上昇気味に動くのでは、と思います。

    さらに、本当に日本の景気が回復してくれば、融資が増える事になり銀行は国債購入よりも貸し出しにお金を振り分けたいと思うのでは無いでしょうか。

    そうなると、政府が国債を売ろうとしても銀行がそんなにたくさんいらないと言うかもしれない。

    そこで!

    「国債そんなにいらない」と銀行に言われるのを見込んだことも、日銀と政府が異次元金融緩和を実施する理由のひとつなのでしょうか?

    異次元金融緩和で日銀が大量の国債を銀行から買い取るから、新BIS規制の対応策としてある程度国債を持ちたい銀行が、新規発行の国債を購入してくれる、という事でしょうか。

    この事は日銀と政府の計算ずくなんですかね?
    深く考えると、綱渡りのような事をしているんだな、と思えてきます。

    いずれにしろ、今の日本は、日銀が国債を大量に購入するオペレーションのおかげで「国債未達」という線は薄いのではないでしょうか。

    ただし、(その3)で考えたように、藤巻氏はこのオペレーションで「ハイパーインフレが起こる!」と心配しています・・・。^^;

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その4) 経常収支の赤字

    藤巻氏が考える国債暴落のシナリオ「その4」です。

    その4.日本の経常赤字の膨張をきっかけとするもの

    経常赤字が膨らむと、国債を海外に売らなければならなくなる。低い金利では買ってくれないので、金利が上昇する。海外に国債を売るという事は、円を売ってドルを買う事なので円安がすすむ。円安が進みインフレになって長期金利が上昇する・・・・
    恒常的な経常赤字の予測のニュースが流れたとたん、上記の事が予測されて国債が暴落する可能性あるというのが、藤巻氏の考えです。

    ちょっと前の情報で、

    「日本は貿易収支は赤字でも経常収支はまだまだ黒字なんだ。騒ぐ事はない」

    みたいな記事を読んだ事が有りました。経常収支が恒常的に赤字に転落することはないんだろうなと、楽観的に考えていたところも有ったんですが、ネットの情報によると、

    遠くないうちに日本の経常収支が赤字に転落する事はエコノミストの間では常識になりつつある

    との話も有りました。

    単月での収支は2012年11月~2013年1月の3ヶ月連続で赤字になってましたし、恒常的な経常赤字というのもここ何年かのうちに本当にありえるのかも知れませんね。

    さらにネットの記事を調べてみたら、経常赤字への転落が危ぶまれる原因としては、火力発電のための化石燃料の輸入が大きいようです。ちょっと古い記事でしたが、2011年の「第37回改訂中期経済予測(2011-2020 年度)」によると、原発停止、火力発電代替によって2017年度にも恒常的な経常赤字に転落してしまう、との事でした。

    エネルギー問題が重要そうで、当然これには日本政府も敏感であり、アメリカからシェールガスを安価に購入しようと模索したり、太平洋の海底に豊富にある事がわかったメタンハイドレードの利用開発に力を入れようとしていますよね。

    なんとか、恒常的な経常赤字への転落は避けて欲しいですが・・・

    もし、恒常的な経常赤字が起こるとどうなるか。

    今、国債を買い支えているのは日本国内のお金だと思います。
    経常黒字国家であるから、金融機関にお金が集まり、金融機関がお金を持っているから運用先として国債購入にあてられる。国債の保有者の9割が国内である理由は、日本が経常黒字国だからできた事ではないでしょうか。

    経常赤字になると、藤巻氏の言うとおり、やはり外国に国債を売らなければならないでしょう。

    言い換えると、これまで政府は、国民へ多額の借金をしてやりくりしてきた訳ですが、いよいよ外国への借金も始める訳です。
    国民はいわば身内。低い金利でもお金を貸してくれましたが、外国にお金を借りるとなるとそれなりに高い金利でないと貸してくれない気がします。すでにたくさんの国債残高(借金)が有り、なおかつ経常赤字なんですから、お金を貸す側としては信用リスク的に高い金利を要求する事は当然だと思われます。

    経常赤字で金利が暴騰して、国債暴落 ・・・ 有り得るシナリオですよね・・・。

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その3) 日銀の買いオペ増額

    藤巻氏が考える国債暴落のシナリオ「その3」です。

    その3.日銀の買いオペ増額をきっかけとするもの
    その3は、日銀の国債買い取り額が増加すると金利が上昇、またジャブジャブになったお金がハイパーインフレを起こすという藤巻氏の主張です。

    現在、異次元金融緩和策として国債買い取りが増額され、実際に長期金利が上昇気味です。

    今、藤巻氏の「日本破綻 その日に備える資産防衛術」を読み返している訳ですが、この本が書かれたのが約3年前。日銀が大規模な金融策を行う前です。

    その当時も、「日銀が市場から購入する国債の額を増やせ。増やせば長期金利が低位安定し、国はもっと借金できる。財政破綻の危機が遠のく。」という主張が多かったようです。

    しかし藤巻氏はその当時から、マネーサプライの上昇により将来のインフレが予測されるなどの理由で、長期金利が上昇するだろうと予測していました。80年代のアメリカで同様の例が有った、という事を根拠にしています。このあたりはさすが、経験豊富な一面が感じられます。

    累積赤字が極大化している状況で、「日銀の国債買いオペ増額」のニュースが、当局の意図とは反対に国際価格暴落の引き金になる可能性が有る

    ・・・・ちょっと飛躍的ですが、これは藤巻氏の直感的・感覚的な感性から出てくる言葉と思います。
    そして、「お金がじゃぶじゃぶになると、ハイパーインフレが起こる」・・・これもどのような経緯でそうなるのかは説明が無いので、藤巻氏の感覚的な言葉のような気がします。藤巻氏の他の文献を調べれば、ひょっとしたら深い考え・理論が見つけられるのかも知れませんが、私の印象としては藤巻氏は 過去の経験+直感、で考えるタイプの人間だと感じます。

    しかし、それがしばしば当たる。(そしてしばしば外れる・・・^^;)

    ところで、金融緩和を行うと長期金利が上昇する現象は以前このブログでも考察した論文

    「量的緩和政策―2001年から2006年にかけての日本の経験に基づく実証分析―」

    の中でも緻密に研究され、シミュレーションでそのようになる事が予言されていました。
    また、なぜ長期金利があがるのかのいくつかの推測についても、このブログの他の記事で考察しました。

    ↓「量的金融緩和での様々な現象。株価上昇、長期金利上昇の理由とは。」
    http://heelin.blog.fc2.com/blog-entry-22.html

    現実に起こっている事を見ても、金融緩和で長期金利が上昇する事は事実のようです。
    大規模な金融緩和になれば、金利上昇もそれだけ大きく上がってしまうのか?その問いの答えはまだ見つけられていないのですが、壮大な実験と言われる異次元金融緩和策が長期金利の同行に及ぼす影響・・・今後何が起こるか読めない部分が多そうです。

    不気味さを感じずにはいられませんよね・・・。

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その2) 海外債権の暴落

    藤巻氏が考える国債暴落のシナリオ「その2」です。

    その2.海外債権市場の大暴落をきっかけとするもの
    その2は、全世界レベルで国債市場が下落し、その時、財政事情の悪い日本の国債に世界の目が向いてしまい売りのターゲットとなって暴落する、というシナリオです。

    ◆欧州の国債について
    ・・・現在は欧州の国債金利は落ち着いているようです。一時は7%を越したイタリア、スペインの金利も、2013年5月の現段階で3~4%台で落ち着いています。

    ---背景にあるのは、欧州中央銀行(ECB)が12年秋に打ち出した国債買い入れ策を受けて金融危機が収束するとの期待感。ECBのドラギ総裁は10日の記者会見で「金融市場の信頼感は大幅に改善している」と、その効果を強く自賛した。(時事ドット込む「【図解・国際】欧州諸国の主な国債利回り」の記事から引用)---  

    しかし、このまま収束すると考えるのは甘いでしょう。上記に続いて、記事では下記のように述べています。

    ---もっともユーロ圏の13年の成長率は0.1%にとどまる見通しで、失業率は11.8%と過去最高を更新中。各国の債務残高はなお高く、スペインは中長期国債の発行を迫られている。金融市場の一部からは、「楽観論が先行し過ぎている」との声も出ている。---

    再び欧州の国債の金利が上昇し、ソブリンリスクが再燃するシナリオも大いに有ると思われます。

    ◆アメリカの国債について
    また、アメリカの国債の金利上昇も、何かのきっかけで有り得る話かもしれません。アメリカは、「帝国循環」とも呼ばれる、対外債務が積みあがり財政赤字が拡大してしまうシステムの中にいるらしいです。年間50兆円ほどのアメリカ国債を海外に売らなければ、財政がファイナンスできないと言われているとのこと・・・。詳しくは、「人力でGO」さんのブログの記事を見てみて下さいね。
    http://green.ap.teacup.com/pekepon/1126.html

    ◆そして、日本の国債について
    欧州の国債、アメリカの国債が危なくなった場合、日本の国債はどうなるでしょう。
    比較的安全な日本の国債に資金が流れ込むのでは?そうすると金利がますます下がるのでは?素人の私はそんな事も考えてしまいます。

    しかし、藤巻氏は面白い事(怖い事?)を言います。
    日本の国債の金利が低いのは、日本人が財政悪化に鈍感になっているからだと。

    もし、全世界レベルで国債が連鎖的に下落するような事になると、もう鈍感のままではいられない。
    ヘッジファンドを含めた世界中の投資家の目が日本の国債市場に向かう事になり、今まで膿がたまりすぎていたおできがボンと破れるように国債が暴落する可能性が有る、と。(国債が暴落すると儲かる人たちが、仕掛けてくる事も含んで言っている内容と思います。)


    それに最近の長期金利の乱高下を見ていると、日本の国債の安心度にも疑問が突き付けられているような気もします。なにかきっかけが有ったら・・・、藤巻氏が言うように、おできがボンと破れないとも限りませんよね。

    (それにしても、おできがボンって・・・やっぱり、藤巻氏の言葉は直感的・感覚的な内容が多い気がします・・・^^;)

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオの内容(その1) 国債の格下げ

    藤巻健史氏が考える日本破綻のシナリオは・・・
    ある事がきっかけになり、国債が暴落。円安が進み、物価上昇に歯止めがきかなくなり、ハイパーインフレが発生する・・・
    というもの。

    ではさっそく、藤巻氏が考える国債暴落のいくつかのシナリオとはどのようなものか、見てみます。

    その1.国債の格下げをきっかけとするもの
    国債の格付けはいろいろな機関が行っていますが、日本の国債の格付けはどれもだいたい上から4番目くらいです。
    格付け会社により多少のばらつきは有るものの、中国・台湾・韓国と同等であり、経済規模にしてはかなり低い評価とされています。
    日本の債務残高の対GDP比はダントツ世界一ですから、評価が低くなるのも当然かも知れません。
    さらに。今後も財政改善の兆しが見えない場合、もっと格下げされそうです。(2015年までに消費税を10%にする事や、2020年までに財政の収支を黒字化できる見込みを示さない限り、格下げされる可能性が高いとの事。)

    この本の中では藤巻氏は、

    「グローバル債権インデックス」の指標に絡んで日本の国債が買われる今の仕組みがおかしい

    と指摘します。この指標は、世界の国債をどれくらい購入するか、の各国債の購入量のウエイト付けをする指標のようです。つまり、日本が国債をたくさん発行すればするほどウエイト付けが高められる仕組みらしく、年金資金などの保守的な資金の運用はほぼこの指標どおりに運用しているらしいです。

    つまり、日本の財政事情が悪化して国債がたくさん発行されるほど、自動的にそれを買ってしまう仕組みになっているとの事!

    パッシブ運用といって、指標に合わせて何も考えずに連動させる方式らしく、何も考えないので運用会社の手数料が安くなり、投資家のコストが抑えられるメリットが有るということ。もともとは低リスクで安定的な投資に対して行う運用のようです。

    しかし、ここまで健全性が悪化した日本国債を自動的に買いますオペレーションはおかしい、という考えがそろそろ出てくるはずだといいます。そのきっかけが国債の格下げのタイミング・・・なんですね。

    藤巻氏は、グローバル債権インデックスのウエイト付けが変更になった時に長期金利上昇、それも急騰する可能性を示唆します。
    マーケットに詳しいと自負する藤巻氏ならではの見解なのかも知れません。

    国債が発行されたら自動的に買ってくれていた動きに変化が出て購入される数が減ればすれば、おのずと国債の価格は下がり、金利上昇が起こるでしょうね・・・。

    これ以上、国債が格下げされませんように。



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    「リフレはヤバい」の小幡氏が説明する、円安による国債暴落シナリオ

    小幡績氏の「リフレはヤバい」、読んでみました。
    この本の中でも、国債暴落のシナリオについて説明されていました。

    まず、ご存知のように、現在アベノミクスの流れで円安の流れが進んでいます。
    小幡氏は、この円安の流れがこのまま進むと大変危険だと警告します。行き過ぎた円安が国債価格の下落を引き起こし、混乱を招く事になると。

    ではなぜ円安が、国債価格の下落を招くのか。

    ・ドルベースで投資を考えると、円安自体が国債価格の下落である。1ドル80円の時に、1万円の国債は125ドルだが、1ドル100円になれば100ドルになり、20%の値下がりになる。10年国債の金利が0.8%なら10年でやっと8%の金利なのに、円安によって2.5倍もの損が一気に出てしまう。80円が100円になる事が見込まれるなら、すぐに売らなければならないという事である。
    ・上記のようにドルベースで考えれば、日本国債を売って米国債に乗り換える動きが出る。多くの人がこの動きになり、日本円ベースで考えても国債の価格が下落する。(金利が上昇する。)
    ・負のスパイラルが起こり、国債が暴落していく。

    この様なシナリオです。
    外国人投資家が上記の動きを行うのは自然なのかも知れません。国債の保有率の中で外国人投資家は1割程度ですから、そこまで行くのかな?という気もしますが、今はグローバルな世界なので日本の投資家・金融機関もドルベースで考えて、上記の動きになるという事ですかね。本当なら恐ろしいです。

    ちなみに、国債の暴落とは価格の急落であり、金利の急上昇です。

    国債の1%の金利が3%に上がったらどうなるか。前回、野口氏の試算で、1%の増加なら0.617兆円の利払いの増加、3%であればその3倍の利払いの増加という話をしました。意外と利払い増加の金額は少ないな、という印象でした。

    しかし小幡氏は、国債の金利上昇が起こった時の、銀行全体の国債保有に対する含み損を試算しています。
    それによると、金利が1%から3%に上昇した時には10兆円の毀損が発生してしまうとの事。

    銀行の、毀損10兆円はすごい額です!

    利払い増加というより、こちらのほうが大問題なんですね。
    これによって、銀行は100兆円前後の試算を減らさなければならなくなるらしく、融資を減らす事で解決しようとすれば貸しはがし(=貸したお金を無理やり回収しようとする事)が発生するだろう、という事です。

    政府がこれを救済するために国債を発行して資金を調達しようと思っても、国債の価格が暴落して資金も調達できない。

    まさに負のスパイラルです。

    円安が行き過ぎると国債の金利が上がって、本当に上記の事が起こるのでしょうか。
    深刻です・・・。

    しかしやはり、国債の金利動向には今後も注視していく必要が有りますね。


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