今後の日本経済を素人なりに考えます。
    経済に関する事を素人目で考察してみます。

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    Author:ひーりん(heelin)
    はじめまして。ひーりんです。
    男性。
    日本経済が今後どうなっていくのか興味がが有る、というか心配になって、いろいろな本やネットの情報を調べてみました。
    経済に関してはど素人ですが、好奇心だけで突き進んでみます!!^^;



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    リフレ派は日本の国債残高が積み上がっていることについてどう思っているでしょうか?

    これまで、反リフレ派の野口悠紀雄氏、小幡績氏、藤巻健史氏の国債暴落についての考え方を見てみました。
    では、リフレ派は1000兆円にも積み上がった国債残高についてどう思っているでしょうか。

    浜田宏一氏の「アメリカは日本経済の復活を知っている」

    と、

    渡辺哲也氏の「これからすごいことになる日本経済」

    から読み取って見ました。

    どちらも主張はほぼ同じで、自国通貨建ての国債がデフォルトする事は有り得ない、というものです。国に通貨発行権が有り、いざとなればお金を刷る事ができて国債を償還する事ができるからだと言います。

    主な主張

    ①日本は世界で最大の対外資産を持った国。円は、日本国民全体の信用をバックにしており、現実に円の値打ちは上がり続けている。

    ②日本は変動相場制を取っているので、仮に日本政府が破産したとしても、日本国民は絶対に破産しない。政府が破産しかけても、国債を政府が買い上げて円安にし、その事で財政危機を解消するという選択が(良い選択かどうかは別として)残っている。

    しかしこれは、反デフレ派の主張を見た後ではさまざまな矛盾点が感じられます。

    まず①について。
    リフレ派は、円の値上がりは「単なる貨幣現象」といつも述べます。円が値上がりしたのは、アメリカやヨーロッパが増やしたマネタリーベースに比べて、日本の増やし方が足りなかったからだと。しかし、①の主張は急に「日本国民全体の信用」を持ち出した感が否めず、「単なる貨幣現象」と述べた事から筋が通っていない感じがします。

    次に②について。
    円安で財政危機を解消する・・・。この言葉からは重大さが感じられませんが、財政危機が解消できるくらいの円安とは、おそらくハイパーインフレを起こすくらいの円安の事と思われます。ハイパーインフレを肯定する考えであり、ある意味開き直りの考えのようにも受け取れます。

    反リフレ派の肩を持つ訳では無いのですが、リフレ派の意見は理論の裏づけが少なく、楽観的すぎるように感じる事が多いです。

    ・・・反リフレ派の考えをたくさん見たので、知らず知らずのうちに影響されてしまったのでしょうか・・・^^;

    国債暴落、絶対に起こって欲しくないですが、リフレ派の人々のように楽観的な気持ちにはなれない今日この頃です。(汗)
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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その5) 国債未達をきっかけとして

    藤巻氏が考える(考えていた)国債暴落のシナリオ「その5」です。
    2010年当時は、藤巻氏はこれが起こる確率が一番高いと言っていました。
    でも異次元金融緩和が実施される今となってはどうなんでしょう。
    とりあえず考えてみます。

    その5.国債未達をきっかけとするもの

    国債の未達とは、政府が発行する国債の入札で、発行金額より購入金額が少なくなり、資金が集まらない事です。
    藤巻氏の考えは下記のようなもの。

    日本の個人金融資産は2000年頃からあまり増えていない。2009年時点で1453兆円。(※ただし2012年12月末は1547兆円との事です。)
    国債の毎年の発行額は40~50兆円。借り換え際は120兆円ほどある。
    個人金融資産が大きく増えていかない現状では、国債発行額の規模の新しい購入原資が生まれいない。
    これまでは景気が悪かったので金融機関が融資を引っぺがして国債購入に回したり、株式を売却して国債を買うという事をやっていたのだと思われる。また、お金を銀行に預ける個人の人々も、株価が下がり基調の2012年末までは、株式保有より銀行預金を選択し、銀行にはお金が集まりやすい状況もあったと考えられる。
    これはいつか壁にぶち当たると思われ、壁にぶち当たった時に国債未達という現象で現れ、国債暴落のきっかけとなる。

    藤巻氏は、本を執筆した2010年で、
    「そろそろ壁にぶち当たって国債未達という現象で現れるのでは・・・」
    と心配していました。しかし同時に、
    「未達がいつ起こるかは予測できない。大地震の予報と同じで、起こる確率は高いがいつ起こるかは分からない。」
    とも述べていました。

    さて、本当に国債未達が起こり得るでしょうか。

    そもそも、銀行がなぜ国債を購入したいのか。

    これには、新BIS規制といって、メガバンクが国際業務を実施する際には自己資本比率が8%以上、という決まりが関わっているとの事です。その中の規定で、銀行が国債を保有するリスクに関しては「リスクウエート0で計算してよい」という規定が有るとか。

    リスクゼロ・・・これは銀行にとって魅力でしょう。

    借り手が無くて資金運用に困る銀行としては、リスクゼロで金利や売却益による利益が見込める国債を購入したがる訳です。
    実際、金利が下降していた「国債バブル」の時の銀行の利益の4分の1は、国債の売却益だったとか。(買っていたのは日銀

    多額のお金に対する流動性が高い事も、国債の魅力との事。

    国債価格が上がる(金利が低くなる)ような「国債バブル」の時であれば、銀行にとって国債は一段と魅力が高いものと思われます。
    実際2012年5月には、日銀の国債購入オペで、銀行が国債を手放さない「札割れ」が起こったとの事。銀行は国債を持っていたほうが有利と考え、売りたがらなかったらしいのです。

    しかし、これはちょっと前までの日本の話。「国債バブル」特有の現象だったのではないでしょうか。

    異次元金融緩和が実施される今後は、国債を購入するモチベーションとして、これまでと同じとは思えません。

    ・景気回復で金利が上がると予想されたり、金融緩和後に長期金利が上がるような動きによって、国債を手放したい動きが出ててもおかしくは無いのでは。

    ・また、金融緩和や景気回復で株価が上昇すると予測されれば、国債より株を買う動きはでないのでしょうか。

    ・また、異次元金融緩和により逆に国債の流動性リスクが出ているという話も有ります。

    今の日本では、これらによってますます国債の価格は下がり気味になり、金利は上昇気味に動くのでは、と思います。

    さらに、本当に日本の景気が回復してくれば、融資が増える事になり銀行は国債購入よりも貸し出しにお金を振り分けたいと思うのでは無いでしょうか。

    そうなると、政府が国債を売ろうとしても銀行がそんなにたくさんいらないと言うかもしれない。

    そこで!

    「国債そんなにいらない」と銀行に言われるのを見込んだことも、日銀と政府が異次元金融緩和を実施する理由のひとつなのでしょうか?

    異次元金融緩和で日銀が大量の国債を銀行から買い取るから、新BIS規制の対応策としてある程度国債を持ちたい銀行が、新規発行の国債を購入してくれる、という事でしょうか。

    この事は日銀と政府の計算ずくなんですかね?
    深く考えると、綱渡りのような事をしているんだな、と思えてきます。

    いずれにしろ、今の日本は、日銀が国債を大量に購入するオペレーションのおかげで「国債未達」という線は薄いのではないでしょうか。

    ただし、(その3)で考えたように、藤巻氏はこのオペレーションで「ハイパーインフレが起こる!」と心配しています・・・。^^;

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その4) 経常収支の赤字

    藤巻氏が考える国債暴落のシナリオ「その4」です。

    その4.日本の経常赤字の膨張をきっかけとするもの

    経常赤字が膨らむと、国債を海外に売らなければならなくなる。低い金利では買ってくれないので、金利が上昇する。海外に国債を売るという事は、円を売ってドルを買う事なので円安がすすむ。円安が進みインフレになって長期金利が上昇する・・・・
    恒常的な経常赤字の予測のニュースが流れたとたん、上記の事が予測されて国債が暴落する可能性あるというのが、藤巻氏の考えです。

    ちょっと前の情報で、

    「日本は貿易収支は赤字でも経常収支はまだまだ黒字なんだ。騒ぐ事はない」

    みたいな記事を読んだ事が有りました。経常収支が恒常的に赤字に転落することはないんだろうなと、楽観的に考えていたところも有ったんですが、ネットの情報によると、

    遠くないうちに日本の経常収支が赤字に転落する事はエコノミストの間では常識になりつつある

    との話も有りました。

    単月での収支は2012年11月~2013年1月の3ヶ月連続で赤字になってましたし、恒常的な経常赤字というのもここ何年かのうちに本当にありえるのかも知れませんね。

    さらにネットの記事を調べてみたら、経常赤字への転落が危ぶまれる原因としては、火力発電のための化石燃料の輸入が大きいようです。ちょっと古い記事でしたが、2011年の「第37回改訂中期経済予測(2011-2020 年度)」によると、原発停止、火力発電代替によって2017年度にも恒常的な経常赤字に転落してしまう、との事でした。

    エネルギー問題が重要そうで、当然これには日本政府も敏感であり、アメリカからシェールガスを安価に購入しようと模索したり、太平洋の海底に豊富にある事がわかったメタンハイドレードの利用開発に力を入れようとしていますよね。

    なんとか、恒常的な経常赤字への転落は避けて欲しいですが・・・

    もし、恒常的な経常赤字が起こるとどうなるか。

    今、国債を買い支えているのは日本国内のお金だと思います。
    経常黒字国家であるから、金融機関にお金が集まり、金融機関がお金を持っているから運用先として国債購入にあてられる。国債の保有者の9割が国内である理由は、日本が経常黒字国だからできた事ではないでしょうか。

    経常赤字になると、藤巻氏の言うとおり、やはり外国に国債を売らなければならないでしょう。

    言い換えると、これまで政府は、国民へ多額の借金をしてやりくりしてきた訳ですが、いよいよ外国への借金も始める訳です。
    国民はいわば身内。低い金利でもお金を貸してくれましたが、外国にお金を借りるとなるとそれなりに高い金利でないと貸してくれない気がします。すでにたくさんの国債残高(借金)が有り、なおかつ経常赤字なんですから、お金を貸す側としては信用リスク的に高い金利を要求する事は当然だと思われます。

    経常赤字で金利が暴騰して、国債暴落 ・・・ 有り得るシナリオですよね・・・。

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その3) 日銀の買いオペ増額

    藤巻氏が考える国債暴落のシナリオ「その3」です。

    その3.日銀の買いオペ増額をきっかけとするもの
    その3は、日銀の国債買い取り額が増加すると金利が上昇、またジャブジャブになったお金がハイパーインフレを起こすという藤巻氏の主張です。

    現在、異次元金融緩和策として国債買い取りが増額され、実際に長期金利が上昇気味です。

    今、藤巻氏の「日本破綻 その日に備える資産防衛術」を読み返している訳ですが、この本が書かれたのが約3年前。日銀が大規模な金融策を行う前です。

    その当時も、「日銀が市場から購入する国債の額を増やせ。増やせば長期金利が低位安定し、国はもっと借金できる。財政破綻の危機が遠のく。」という主張が多かったようです。

    しかし藤巻氏はその当時から、マネーサプライの上昇により将来のインフレが予測されるなどの理由で、長期金利が上昇するだろうと予測していました。80年代のアメリカで同様の例が有った、という事を根拠にしています。このあたりはさすが、経験豊富な一面が感じられます。

    累積赤字が極大化している状況で、「日銀の国債買いオペ増額」のニュースが、当局の意図とは反対に国際価格暴落の引き金になる可能性が有る

    ・・・・ちょっと飛躍的ですが、これは藤巻氏の直感的・感覚的な感性から出てくる言葉と思います。
    そして、「お金がじゃぶじゃぶになると、ハイパーインフレが起こる」・・・これもどのような経緯でそうなるのかは説明が無いので、藤巻氏の感覚的な言葉のような気がします。藤巻氏の他の文献を調べれば、ひょっとしたら深い考え・理論が見つけられるのかも知れませんが、私の印象としては藤巻氏は 過去の経験+直感、で考えるタイプの人間だと感じます。

    しかし、それがしばしば当たる。(そしてしばしば外れる・・・^^;)

    ところで、金融緩和を行うと長期金利が上昇する現象は以前このブログでも考察した論文

    「量的緩和政策―2001年から2006年にかけての日本の経験に基づく実証分析―」

    の中でも緻密に研究され、シミュレーションでそのようになる事が予言されていました。
    また、なぜ長期金利があがるのかのいくつかの推測についても、このブログの他の記事で考察しました。

    ↓「量的金融緩和での様々な現象。株価上昇、長期金利上昇の理由とは。」
    http://heelin.blog.fc2.com/blog-entry-22.html

    現実に起こっている事を見ても、金融緩和で長期金利が上昇する事は事実のようです。
    大規模な金融緩和になれば、金利上昇もそれだけ大きく上がってしまうのか?その問いの答えはまだ見つけられていないのですが、壮大な実験と言われる異次元金融緩和策が長期金利の同行に及ぼす影響・・・今後何が起こるか読めない部分が多そうです。

    不気味さを感じずにはいられませんよね・・・。

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオ(その2) 海外債権の暴落

    藤巻氏が考える国債暴落のシナリオ「その2」です。

    その2.海外債権市場の大暴落をきっかけとするもの
    その2は、全世界レベルで国債市場が下落し、その時、財政事情の悪い日本の国債に世界の目が向いてしまい売りのターゲットとなって暴落する、というシナリオです。

    ◆欧州の国債について
    ・・・現在は欧州の国債金利は落ち着いているようです。一時は7%を越したイタリア、スペインの金利も、2013年5月の現段階で3~4%台で落ち着いています。

    ---背景にあるのは、欧州中央銀行(ECB)が12年秋に打ち出した国債買い入れ策を受けて金融危機が収束するとの期待感。ECBのドラギ総裁は10日の記者会見で「金融市場の信頼感は大幅に改善している」と、その効果を強く自賛した。(時事ドット込む「【図解・国際】欧州諸国の主な国債利回り」の記事から引用)---  

    しかし、このまま収束すると考えるのは甘いでしょう。上記に続いて、記事では下記のように述べています。

    ---もっともユーロ圏の13年の成長率は0.1%にとどまる見通しで、失業率は11.8%と過去最高を更新中。各国の債務残高はなお高く、スペインは中長期国債の発行を迫られている。金融市場の一部からは、「楽観論が先行し過ぎている」との声も出ている。---

    再び欧州の国債の金利が上昇し、ソブリンリスクが再燃するシナリオも大いに有ると思われます。

    ◆アメリカの国債について
    また、アメリカの国債の金利上昇も、何かのきっかけで有り得る話かもしれません。アメリカは、「帝国循環」とも呼ばれる、対外債務が積みあがり財政赤字が拡大してしまうシステムの中にいるらしいです。年間50兆円ほどのアメリカ国債を海外に売らなければ、財政がファイナンスできないと言われているとのこと・・・。詳しくは、「人力でGO」さんのブログの記事を見てみて下さいね。
    http://green.ap.teacup.com/pekepon/1126.html

    ◆そして、日本の国債について
    欧州の国債、アメリカの国債が危なくなった場合、日本の国債はどうなるでしょう。
    比較的安全な日本の国債に資金が流れ込むのでは?そうすると金利がますます下がるのでは?素人の私はそんな事も考えてしまいます。

    しかし、藤巻氏は面白い事(怖い事?)を言います。
    日本の国債の金利が低いのは、日本人が財政悪化に鈍感になっているからだと。

    もし、全世界レベルで国債が連鎖的に下落するような事になると、もう鈍感のままではいられない。
    ヘッジファンドを含めた世界中の投資家の目が日本の国債市場に向かう事になり、今まで膿がたまりすぎていたおできがボンと破れるように国債が暴落する可能性が有る、と。(国債が暴落すると儲かる人たちが、仕掛けてくる事も含んで言っている内容と思います。)


    それに最近の長期金利の乱高下を見ていると、日本の国債の安心度にも疑問が突き付けられているような気もします。なにかきっかけが有ったら・・・、藤巻氏が言うように、おできがボンと破れないとも限りませんよね。

    (それにしても、おできがボンって・・・やっぱり、藤巻氏の言葉は直感的・感覚的な内容が多い気がします・・・^^;)

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    藤巻健史氏が考える、国債暴落のいくつかのシナリオの内容(その1) 国債の格下げ

    藤巻健史氏が考える日本破綻のシナリオは・・・
    ある事がきっかけになり、国債が暴落。円安が進み、物価上昇に歯止めがきかなくなり、ハイパーインフレが発生する・・・
    というもの。

    ではさっそく、藤巻氏が考える国債暴落のいくつかのシナリオとはどのようなものか、見てみます。

    その1.国債の格下げをきっかけとするもの
    国債の格付けはいろいろな機関が行っていますが、日本の国債の格付けはどれもだいたい上から4番目くらいです。
    格付け会社により多少のばらつきは有るものの、中国・台湾・韓国と同等であり、経済規模にしてはかなり低い評価とされています。
    日本の債務残高の対GDP比はダントツ世界一ですから、評価が低くなるのも当然かも知れません。
    さらに。今後も財政改善の兆しが見えない場合、もっと格下げされそうです。(2015年までに消費税を10%にする事や、2020年までに財政の収支を黒字化できる見込みを示さない限り、格下げされる可能性が高いとの事。)

    この本の中では藤巻氏は、

    「グローバル債権インデックス」の指標に絡んで日本の国債が買われる今の仕組みがおかしい

    と指摘します。この指標は、世界の国債をどれくらい購入するか、の各国債の購入量のウエイト付けをする指標のようです。つまり、日本が国債をたくさん発行すればするほどウエイト付けが高められる仕組みらしく、年金資金などの保守的な資金の運用はほぼこの指標どおりに運用しているらしいです。

    つまり、日本の財政事情が悪化して国債がたくさん発行されるほど、自動的にそれを買ってしまう仕組みになっているとの事!

    パッシブ運用といって、指標に合わせて何も考えずに連動させる方式らしく、何も考えないので運用会社の手数料が安くなり、投資家のコストが抑えられるメリットが有るということ。もともとは低リスクで安定的な投資に対して行う運用のようです。

    しかし、ここまで健全性が悪化した日本国債を自動的に買いますオペレーションはおかしい、という考えがそろそろ出てくるはずだといいます。そのきっかけが国債の格下げのタイミング・・・なんですね。

    藤巻氏は、グローバル債権インデックスのウエイト付けが変更になった時に長期金利上昇、それも急騰する可能性を示唆します。
    マーケットに詳しいと自負する藤巻氏ならではの見解なのかも知れません。

    国債が発行されたら自動的に買ってくれていた動きに変化が出て購入される数が減ればすれば、おのずと国債の価格は下がり、金利上昇が起こるでしょうね・・・。

    これ以上、国債が格下げされませんように。



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    日本破綻説で有名な藤巻健史氏。国債暴落のシナリオとは?

    国債が暴落するとしたら、どんなシナリオが有るのか。
    昔読んだ本をあさっていると、藤巻健史氏の本が出てきました。
    2~3年前の本ですが、藤巻健史氏の「日本破綻 その日に備える資産防衛術」です。

    藤巻健史氏は、ずっと前からぶれずに国債暴落、日本破綻を唱えている、その筋での有名人ですね。
    かなり過激な事を言うので、ネット中ではかなり悪口が多いのかな、と思いましたがそうでも有りませんでした。

    ・テレビに出たのをみた事が有るけど、穏やかな人。
    ・かなり経験豊富で、昔実際に稼いでいた人なのでそれなりに信頼できる。
    ・藤巻氏が言うのは長期視野の相場観であり、経済学とは違う。それを理解した上で考え方を聞くのはおもしろい。

    などなど。ファンも多いようです。
    少なからず「彼の予想があたらなかった」とか、「日本が破綻する訳がない」とか悪口が無いわけでもありませんが、
    リフレ派&反リフレ派のネット上の加熱した議論、お互いへの攻撃がしばしば見られる事に比べれば、この人に対する攻撃は全然少ないです。こういうのは、人柄にも左右されるのでしょうね。藤巻氏は穏やかで正直もの、という評判ですから。人間、やはり人柄は大事です。

    話がそれましたが、藤巻氏の国債暴落に関する考えを見てみましょう。
    理論というより勘でものを言っている雰囲気も感じられますが、経験の豊富さがそうさせるのでしょう。(当たるか当たらないかは別として・・・)

    藤巻氏が考える国債暴落のいくつかのシナリオ。
    ①国債の格下げをきっかけとするもの
    ②海外債権市場の大暴落をきっかけとするもの
    ③日銀の買いオペ増額をきっかけとするもの
    ④日本の経常赤字の膨張をきっかけとするもの

    などなどです。

    国債が暴落するかどうかは別として、どれも起こりそうな内容ですよね。
    考え方は知っておいて損は無いと思います。
    次回、これらの内容について詳しく見てみたいです。


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    「リフレはヤバい」の小幡氏が説明する、円安による国債暴落シナリオ

    小幡績氏の「リフレはヤバい」、読んでみました。
    この本の中でも、国債暴落のシナリオについて説明されていました。

    まず、ご存知のように、現在アベノミクスの流れで円安の流れが進んでいます。
    小幡氏は、この円安の流れがこのまま進むと大変危険だと警告します。行き過ぎた円安が国債価格の下落を引き起こし、混乱を招く事になると。

    ではなぜ円安が、国債価格の下落を招くのか。

    ・ドルベースで投資を考えると、円安自体が国債価格の下落である。1ドル80円の時に、1万円の国債は125ドルだが、1ドル100円になれば100ドルになり、20%の値下がりになる。10年国債の金利が0.8%なら10年でやっと8%の金利なのに、円安によって2.5倍もの損が一気に出てしまう。80円が100円になる事が見込まれるなら、すぐに売らなければならないという事である。
    ・上記のようにドルベースで考えれば、日本国債を売って米国債に乗り換える動きが出る。多くの人がこの動きになり、日本円ベースで考えても国債の価格が下落する。(金利が上昇する。)
    ・負のスパイラルが起こり、国債が暴落していく。

    この様なシナリオです。
    外国人投資家が上記の動きを行うのは自然なのかも知れません。国債の保有率の中で外国人投資家は1割程度ですから、そこまで行くのかな?という気もしますが、今はグローバルな世界なので日本の投資家・金融機関もドルベースで考えて、上記の動きになるという事ですかね。本当なら恐ろしいです。

    ちなみに、国債の暴落とは価格の急落であり、金利の急上昇です。

    国債の1%の金利が3%に上がったらどうなるか。前回、野口氏の試算で、1%の増加なら0.617兆円の利払いの増加、3%であればその3倍の利払いの増加という話をしました。意外と利払い増加の金額は少ないな、という印象でした。

    しかし小幡氏は、国債の金利上昇が起こった時の、銀行全体の国債保有に対する含み損を試算しています。
    それによると、金利が1%から3%に上昇した時には10兆円の毀損が発生してしまうとの事。

    銀行の、毀損10兆円はすごい額です!

    利払い増加というより、こちらのほうが大問題なんですね。
    これによって、銀行は100兆円前後の試算を減らさなければならなくなるらしく、融資を減らす事で解決しようとすれば貸しはがし(=貸したお金を無理やり回収しようとする事)が発生するだろう、という事です。

    政府がこれを救済するために国債を発行して資金を調達しようと思っても、国債の価格が暴落して資金も調達できない。

    まさに負のスパイラルです。

    円安が行き過ぎると国債の金利が上がって、本当に上記の事が起こるのでしょうか。
    深刻です・・・。

    しかしやはり、国債の金利動向には今後も注視していく必要が有りますね。


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    日本の国債の金利上昇と、国債暴落の危険性についての考察

    さて、怖いタイトルですが、ずっと気になっていた日本の国債の事について考えてみたく思います。
    日本はこの事から目を背ける訳には行きませんので。

    野口悠紀雄著作の、「金融緩和で日本は破綻する」の内容を先生とし、ネットでの最新情報も交えて考察してみます。
    ※ちなみに野口氏の本はそれぞれの現象に対する解説が丁寧で、とても勉強になります。お勧めです。

    異次元金融緩和策以降、国債の長期金利が不安定になっていて、問題になっていますね。

    もともと、2012年中に10年国債金利が0.7%を割り込む状況を、野口氏は「国債バブル」と呼んでいます。ユーロ危機の影響で日本に流れ込んだマネーが主な理由ではないかと推測されていますし、アメリカのQEのマネーの影響も考えられています。日本の財政状況から考えると、低い金利は分不相応であり、「バブル」という事です。(金利が低いと言うことは価格が高い、と言う事ですから。)

    直近の金利の動向を見ますと・・・
    2012年12月 : 0.7%台
    2013年 1月 : 0.7~0.8%台
           2月 : 0.6~0.7%台
           3月 : 0.5%台
           4月 : 日銀が異次元金融緩和策を発表した次の日、4月5日に過去最低の0.315%を記録。しかしその後、じわじわ上昇。
           5月 : 金利は乱高下しながら上昇。一時期1.0%に到達。5月終盤は0.8%台で推移。

    異次元金融緩和策の発表後、金利が上がっています。(動きが不安定な事も有り、さらに心配感があおられています・・・)

    金融緩和でなぜ金利が上がるのか?その理由は以前も考えたように、下記などが考えられます。
    ・投資家が、景気回復などで将来の金利上昇を予測し、価格が高いうちに利益確定を望んで長期国債を売却。
    ・日銀が大量に国債を買うと日銀のオペのみで売る動きが増え、通常の国債市場が細る事になり流動性リスクが出るようになり、そのリスクを補うために国債価格が下落する。(=国債の金利が上昇する。)

    上記の理由ももっともらしいですが、実はこれまでが国債の「バブル」だった事も考慮からはずせません。「バブル」はいつかは崩壊するものですから。欧州の金融危機の収束や、アメリカの金融緩和の出口化へ向けた動き、それに上昇していく日本の株価のほうに魅力を感じ、日本の国債から他の資産へ資金が流出していく事で、国債バブルが崩壊に向かい長期金利が急上昇(国債が暴落)するシナリオも考えられそうです。

    ただし、暴落と言っても日本はギリシャのようにはならないと言われています。ギリシャの国債の持ち主は外国人が多く、危機が発覚した際に我も我もと国債が売られ暴落し、金利は30%を超える水準まで上昇しました。それに対して日本の国債の持ち主の9割は日本の金融機関などであり、度を越えて歯止め無くコントロール不能な動きまではしない、とも言われています。国債市場があまりにも不安定な場合、投売りのような事はせず自制した動きになるだろうと。

    実際、5月24日の日本経済新聞の記事に下記のようなものが有ります。

    ---「生保、金利乱高下に苦慮 一部に国債回帰の動き」
    大手生命保険会社が乱高下する債券相場に苦慮している。長期金利上昇に伴う金利収入増を重視する一部の生保が国債投資に回帰する一方、振れが激しい国債市場での売買を手控える動きも出ている。24日に出そろった2013年3月期決算は大半の生保が増益となったが、今期は不透明な市場での運用の巧拙が業績に大きな影響を与えそうだ。(途中略)
    足元では、生保の主要な運用対象である20年物国債の利回りが1.7%前後と12年度並みの水準まで上昇。国債に投資しやすい環境が整いつつある。住友生 命保険の松本巌運用企画部長も同日の会見で「今の水準が続けば、国債を増やし外債の残高は据え置くこともできる」との考えを示した。(途中略)---
    このように、国債の金利が上がればそれにより運用しようという動きも出てきています。

    しかし下記のような記述も有り。
    ---日銀が大量の国債を市場で購入し、長期金利が大きく変動している現状は生保にとって好ましい事態ではない。日本生命保険の大関洋財務企画部長は24日、 「今は流動性が少し落ちており、一般的に国債に手を出しにくい」と指摘。三井生命保険の杉本整運用統括部長も4月から5月にかけて、国債の買い増しペース を落としていると明かした。富国生命保険は国債の売買が円滑にできるようになるまでは、国債の積み増しを急がず現預金で保有する。---
    日銀の大量のオペの影響で、流動性が落ちて価格が下落気味である事は間違い無いようです。

    いずれにしろ、ギリシャのような大きな暴落は考えにくいです。

    しかし、日本の国債の残高は膨大です。1%でも金利が上昇するとダメージが大きいのでは?
    その事に対して、野口氏が本書のp.205~210で答えています。

    金利上昇が国債費に与える影響は、長期的効果と即時効果の2つに分けて考えなければならない、とされます。
    2012年末の普通国債の残高が709兆円程度。金利水準が1%ポイント上昇した場合どうなるか。

    長期的には、709兆円×1%=7兆円 の利払い費が増加します。これは消費税であれば5.6%アップしなければならない額とのこと。5.6%の消費税アップなど、国民が許しません。それに消費税をアップしたら景気を冷え込ませ、経済を萎縮させ、ますます税収が減るとされていますし・・・。つまり、景気回復で税収増加が無いまま金利が上がると、1%上がっただけでも大ダメージと言う事です。(長期的には。)

    次に即時効果について。上記で、長期的効果として709兆円×1%としましたが、これが即座に発生すると言う事ではないとの事です。
    即座に金利上昇の影響を受けるのは、上昇時点以降の、借り換え債(=償還国債から借り換えされる国債)を含めた新規発行分に限定されるとの事です。

    少々シミュレーションすると、
    ・毎年の新規発行国債がだいたい50兆円。金利が1%上昇したら、0.5兆円の利払い増加。
    ・借り換え債は全体の60分の1程度なので、700兆円×(1/60)×1% = 0.117兆円。
    ・以上を合計すると、利払い増加の合計は、0.617兆円。
    と言う事になります。そんなに大きな額には見えませんが、2年目、3年目と年々累積していき、利払いの増加が1年ごとに約0.1兆円程度増加されていくとの事。金利の1%の上昇でもこの額であり、今現在、ただでさえ回っていない財政が、さらに不利な状況に追い込まれていくということです。

    もし、金利上昇が2%、3%・・・となれば、利払い増加は1年目でも1.2兆円、1.8兆円と膨らんで行く事にはなります。
    でも、毎年の国債発行額50兆円のなかの1兆円程度の影響。国債についてじっくり考える前のイメージよりは、正直少額と思ってしまいました。(少額と思ってしまう感覚も、おかしくなっている気もします。)

    金利が数パーセント上昇したからといって直ちに国家破綻につながる訳ではない・・・みたいです。
    しかし万が一景気が回復しないのに金利のみが上がる状態になれば、負のスパイラルになり国民の心理的にも悪影響を及ぼし、加速的に財政破綻、国家破綻に向かう最悪のシナリオの危険性を警告する人もたくさいんいます。

    ただ、金利が上昇するなかで、その上で財政再建を行う道筋は一つしか有りません。
    国債バブルがはじけるにしろ、景気回復で金利が上昇するにしろ、金利上昇分による利払い増加の金額を取り戻してあまりある税収増加の達成が必要です。

    莫大な国債残高は、大きな重荷を背負っている不利な状況である事は間違い有りません。
    残高が今より少ない頃であればもっと楽だったのに・・・なぜこの金額に積み上がるまで何もできなかったのか、どうしてもそう考えてしまいます。

    しかし、とにかく外需では日本の技術力や日本の良さを世界に売って、内需では明るい未来を信じる人々がお金を使う世の中にして、景気を回復して税収を増やし、借金を少しずつ返して行くしか有りませんね。


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    量的金融緩和の効果・・・株価上昇と生産高の増加・・・そしてこれからの日本経済の考察

    「量的緩和政策―2001年から2006年にかけての日本の経験に基づく実証分析―」
    日本の、過去の量的金融緩和による経済影響を分析したこの論文は、現在の異次元金融緩和の状況とよく一致していると思います。この研究から導き出された結論は下記です。

    ・量的緩和ショックはまず株価を上昇させる。(株価が上がった経緯はこれまで見た通りです。)
    ・円安に向かう。
    株価上昇の効果で生産高を増加させ、実体経済にプラスとなる。
    ・しかし、長期金利(10年国債の金利)は上昇気味になる。
    ・量的緩和ショックは、物価上昇への特効薬とは成りえない。

    ちなみに、上記の株価上昇について論文の中では、当時の日本の状況を考えて下記の4つの影響も考慮・検証されています。(さすが、本格的な研究論文です。)
    ①日銀が、量的金融緩和政策に加えて行った、長期国債を購入したオペレーションの影響
    ②日銀が、量的金融緩和政策に加えて行った、銀行が保有していた株式を購入したオペレーション
    ③銀行の不良債権の影響
    ④当時の世界景気が良好だった事による、輸出増加の影響
    これらの影響が無い想定でシミュレーションを行っても、量的金融緩和株価を上昇させ生産高を増加させる事に間違いは無さそうです。

    この論文は、各現象をかなり緻密に検証されており、内容的にかなり信憑性が高いと思いました。単純な現象としては、今回もそれらが再現される(されている)と考えて良いのではないかと。

    では、それらが再現するとして、今後の日本で何が起こるか考えてみると・・・

    株価はまだまだ上がると思います。異次元金融緩和により銀行や保険会社や投資家が手にしたマネーは、ポートフォリオリバランス効果によりまだまだ株式市場に向かうと考えられます。また、当時の金融緩和と今回の量的金融緩和は金額規模が異なります。(異次元と呼ばれるくらいですから・・・)。株価のみならず、マネーは不動産などにも向かうと考えられ、土地の価格が上がって行くでしょう。また、マネーは外国資産へも向かうでしょうから、円安ももっと進む事になるでしょう。

    金融緩和は物価上昇率2%を目標に続けられます。しかし、金融緩和自体には物価上昇の効果は無いという分析結果が出ています。なので、なかなか物価が上昇せず、この政策が長期にわたり続く可能性が有ります。長期にわたり、株価上昇、円安、不動産価格上昇が続くかもしれないという事です。

    しかし、この論文の分析では、株価上昇は確実に生産高の増加につながる、と分析されています。その生産高増加が景気回復や、政府が目指している緩やかなインフレに向かう事ができたら良いと思います。

    ただし、生産高が増加すると言っても、魅力のある製品・商品を生産できるかそうで無いかで、日本国内や世界で売れるか売れないかが左右されると思われます。つまり、日本の企業が魅力のある製品・商品を作り出すことができるのかどうかが重要なのではないかと。今後は、企業の底力・技術力が試される時だと思います。

    魅力のある製品・商品が日本および世界中で売れて本格的に景気が回復する事になれば、今回の金融政策、アベノミクスはひょっとしたら成功を収められるかも知れません。しかし、万が一魅力が不十分で売れない事態になれば・・・株高などはある時点で単なるバブルで終わり、バブル崩壊後に深刻なダメージを受ける事になるのかも知れません。今後の日本がどちらに向かうのか。今の未熟な私には、どちらに向かうのかは判断できません。日本の企業の実力を把握できれば判断材料にできるかも知れません。もっと勉強して行きたく思います。

    あと、気になるのは、量的金融緩和で長期金利が上がってしまう事です。2012年末で1000兆円を超えるとされる国債残高は大丈夫なのでしょうか。このことも、今後詳しく考えて行きたいと思っています。


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