今後の日本経済を素人なりに考えます。
    経済に関する事を素人目で考察してみます。

    プロフィール

    Author:ひーりん(heelin)
    はじめまして。ひーりんです。
    男性。
    日本経済が今後どうなっていくのか興味がが有る、というか心配になって、いろいろな本やネットの情報を調べてみました。
    経済に関してはど素人ですが、好奇心だけで突き進んでみます!!^^;



    最新記事



    リンク



    タグ

    ロードバイク ハスラー 癒し レヴォーグ 自動車 スズキ_ハスラー 消費税 韓国 中国 世界経済 金融緩和 住宅ローン 金利 格差 教育 技術革新 野口悠紀雄 デフレ 雇用規制 QE 資本主義 ヘッジファンド アメリカ経済 バブル アベノミクス 経済 韓国経済 サムスン 需要 イノベーション 成長戦略 利子率革命 国債 反リフレ派 リフレ派 日銀 赤字 経常 円安 物価 株価 ポートフォリオリバランス効果 シグナリング効果 VARモデル 格差社会 景気 日本経済 円高 マネーストック マネタリーベース 



    月別アーカイブ



    カテゴリ



    検索フォーム



    RSSリンクの表示



    QRコード

    QR



    カウンター



    ブログランキング



    スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。


    資本主義経済の特徴とは、膨張し続けなければならないという前提条件ではないでしょうか

    16世紀のイタリア、ジェノバでの利子率革命が終わったころから、いよいよ近代資本主義経済システムが動き始めます。

    それは、それまでの中世の封建制社会から近代資本主義・主権国家へとシステムを一遍させて行くことになるのです。

    資本主義は、膨張する事、新しいフロンティアを食しながら富を生み出す事が義務付けられたシステムとも言え、やがて世界的な帝国主義の流れになり、第一次世界大戦、第二次世界大戦へと向かっていくのです。

    大戦後、資本主義の欠点を反省して新たに生み出されたシステムが社会主義と共産主義だったのですが、どんなエリートでも生産計画を完全にコントロールする事は不可能でした。需要・供給をコントロールする「神の見えざる手」を人間の手で行う事などできなかったのです。

    また、社会主義・共産主義は人間の平等を謳い理想は美しく、人々を魅了する考えでは有ったのですが、現実には競争原理が働かない社会であり、なりたいものに何でもなれる自由が無い社会であり、実は人間から夢を奪ってしまう社会でした。

    そのような社会では人々のモチベーションは当然低くなり、生産性が著しく低い社会となってしまったのです。

    結局、「資本主義は最悪のシステムである。しかし、資本主義以上のシステムは存在しない。」と、チャーチルが民主主義について語った有名なセリフをもじって、このように言われるところに落ち着いてしまいます。

    現在は、修正資本主義と呼ばれ、そもそも純粋な資本主義が貧富の差を加速拡大する性質がある部分を社会主義的に修正し、富の再分配を配慮した福祉国家を目指す事が主流となっています。昔よりは、人に優しいシステムへと改善はされているのです。

    しかしそれでも、資本主義は膨張が義務付けられたシステムです。
    膨張するために、需要が無くても財政出動を行い、将来への借金をして何かを無理やり造り出します。
    それが、人々が必要としない高速道路や空港であっても・・・。
    その結果が日本では1000兆円の国債の積み上がりです。外国も、多かれ少なかれ国債という借金は積みあがっていっています。

    需要が無いから、つまり資本主義の膨張先が無いから、そうならざると得ないのです。

    先にも取り上げた「21世紀の利子率革命」の真っ只中にいる私たちは、もうこれ以上膨張先が見つからない、漠然とした不安の中に放り込まれている感じがします。

    では、資本主義は今後どうなっていくのか?
    それを考察するために、戦後の比較的直近の資本主義経済がどのように膨張してきたかをおさらいしてみます。

    1950年代~1960年代 : 日本は戦後復興期、アメリカは安いガソリン価格にも支えられ繁栄。
                    政府主導の経済体制だったと言われており、戦争で失ったものを取り戻す需要
                    も強く、共産主義であってもそれなりに経済が発展・膨張できた時期。

    1970年代~       : この時期になると、中国、東欧、ソ連などの共産主義国の経済は完全に
                    行き詰まりつつあった。中国では経済開放政策に踏み切り、
                    その後の発展につなげることができた。他の共産主義国は、その後体制を
                    維持できずにほとんどが崩壊する事になる。
                    資本主義国でも、それまで行われていた競争制限などの規制などの非効率化
                    が問題となる。オイルショックのような事も起こり、アメリカは
                    スタグフレーションに陥ってしまう。世界的に経済の混乱の苦難の時期で
                    あり、政府主導の経済体制の限界が語られ市場メカニズム重視の自由競争の
                    時代へと変換していく。

    1980年代~       : 自由と競争を原動力とする市場メカニズム重視へと、規制緩和が世界的に
                    浸透していく。グローバル化が進む世の中になったが、80年代半ばには
                    windowsの登場も有り、インターネットがグローバル化をますます加速させ
                    た。また、自由競争原理のもと、金融ビジネスも飛躍していった。グローバ
                    ル化と金融ビジネスの発展が、経済の膨張をますます進めさせる事になった。
                    しかし80年代終わりには、日本は不動産と株式を中心とした金融ビジネス
                    の暴走によるバブルと、その崩壊で、その後20年以上もダメージを引き
                    ずる事になった。

    1990年代~       : 市場原理主義をリードし、金融ビジネスを拡大したアメリカの快走が目立つ。
                    また、経済発展が本格化された中国や新興国の台頭で、世界経済は高成長を
                    謳歌した。
                    自国には成長余地が少なくなった先進国が、新興国に新たな成長余地を見出す
                    一方、新興国の方も先進国企業の展開を受けて経済発展を一段と加速させ双方
                    にメリットのあるような経済規模の膨張が有った。 

    2000年代~       : 中国は世界の工場として高い成長率での成長を続けたが、2000年代後半に
                    は翳りも出始めた。
                    アメリカは、自国の実体経済の膨張には限界が有るので、コンピューターの発
                    展とともに緻密な計算をも利用して生み出された金融工学を用いた金融ビジネ
                    スをさらに発展させ、金融空間での膨張が続いた。
                    自由の名のもと、合法的にサブプライムローンのような悪徳な金融商品が
                    生成された。
                    金融空間の膨張はバブルしか生み出さず、リーマンショックの金融危機でバブ
                    ルが崩壊がしたものの、中国の大規模な財政出動やアメリカの量的緩和策
                    (QE1~3)により、世界は持ち直したかに見えた。
                    しかしヨーロッパのソブリンリスクなどの歪があらわになるなど、
                    実体経済の膨張というよりも金融空間の膨張とその弊害が見え隠れした。

    このように、過去には規制緩和とグローバル化によって実体経済が発展してきた事実も有りますが、それは徐々に減速してきておりその代わり金融空間の膨張とその弊害が目立ってきています。

    今現在を含めた2010年~2020年はどのようになるでしょうか。

    実体経済を垣間見ようとすると、かつての人気商品であった液晶テレビなどは供給過剰で価格が下がり続けています。

    スマートフォンも、アップルのiPhon・サムスンのギャラクシー、売れ行きが鈍っているようで、成熟段階に入ったと言われています。

    windows 8も売れず、NINTENDOも売れない。何も売れない世の中になってきました。

    需要はますます低下し、社会は世界的に成熟しつつあるようです。

    実体経済が期待できない状況では、金融空間を膨張させて利益を拡大化する動きにならざるを得ないと言います。

    今のアメリカも日本もヨーロッパも、金融空間の膨張によってなんとか維持されている状況ではないでしょうか。

    そしてもうそろそろ中国もそうなりそうです。中国以外の新興国にしても先進国が物を欲しがらない状況であれば、客が取れないセールスマンと同じであり、この先大きな発展は望めないでしょう。

    膨張を続けなければならない資本主義の、次のフロンティアがなかなか見えない状況です。
    このような状況が続けば、おそらく金融空間を膨張させる動きが続くでしょう。

    そして、金融空間の膨張と株価が連動してしまい、株式が実体経済の意味をあまり持っていないように感じます。

    アメリカの金融緩和策の出口化の動きが、アメリカや日本の株価を左右するような状態ですし、
    日本の異次元金融緩和の期待値のみで急激な円安と株価上昇を生み出すような事にもなりました。

    日本でもアメリカでも、金融緩和による金融空間の膨張によって作り出された株価に人々が一喜一憂しており、
    本来の株式の意味とは何なのか、考えてしまいます。

    2010年代は、世界的に金融空間のみが膨張する世の中となるのでしょうか。
    金融空間が膨張しすぎていく暁には、バブルの成長とその崩壊が待っていると、いろいろなネットの記事で識者が述べています。

    2010年代には、世界バブル大崩壊が待っているのでしょうか?

    しかし、膨張を続けなければならない資本主義で、膨張先が金融空間以外に無くなった時には、その方向に行かざるを得ないのかも知れません。

    そのように世界バブルの成長とその大崩壊がもしも起こるとすれば、その後には新たな膨張先が見つかるのでしょうか。

    それとも今の資本主義とは異なる何か、膨張しなくても維持できるシステムが見つかるのでしょうか・・・?




    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ:経済 - ジャンル:政治・経済


    「利子率革命」の終わり方

    16世紀のイタリアでの「利子率革命」・・・

    革命と書くと何かかっこいい印象ですが、金利が長期にわたって低いまま維持してしまうような、つまり需要がなく金融の投資先も無い、行き詰った世の中

    ・・・その状況が、当時のイタリアではどのように克服されたのでしょうか。

    その当時は、東インド会社が海外での貿易活動を拡大させている最中でした。
    東インド株式会社は、イギリスやオランダ、スエーデンやフランスなどが、各国の国王の特許(その国での事業の独占権)を得て海外と貿易を行い利益を自分の国に持ち帰るものでした。ちなみにインドというのはヨーロッパ地域から見た「海外」という意味で、インドだけではなくて東南アジアやアジア諸国との貿易でした。

    貿易と言っても、東南アジアやアジア諸国とヨーロッパ諸国が平等な貿易を行っていた、なんて事は当然ある訳は有りません。
    各国の東インド会社は「会社」と言っても軍事力を持っており、海賊行為を行ったり各地域を植民地にして利益を拡大していったのです。

    ところで、イタリアで11年間続いた利子率革命は、1622年に金利が4%に高騰して終わります。
    この時期がどのような時期だったかというと、

    ・1500年代終わりに設立された各国の東インド会社が海外貿易の利益を拡大しつつ有った時期
    ・その過程の中で、「取引所」というものがオランダのアムステルダムに1622年に設立。不定期ではない、毎日の取引方法が確立された。(それまでは「大市」と言って、不定期な取引しかなかったとの事。)
    ・つまり、近代資本主義のシステム化が確立されていった。

    こんな感じです。

    海外開拓という新たな投資のフロンティアが有り、また、人々が投資できるシステムができあがって、イタリアの長期にわたる低金利時代は終わりました。

    当時は、海外という開拓途上の地に、経済の膨張先が有ったからこそ低金利が終わる事ができたのですね。

    しかし、当時の海外の開拓と経済の膨張とは、見つけたフロンティアの文化を壊して自国の利益のみを優先して植民地化するという、ある意味残酷なものだったようです。当時の時代の流れがそうだったんだ、と言われますが、とても良い事とは思えません。

    とにかく、膨張先があればこそ「利子率革命」も終わるようですが、今の世の中に膨張先は有るものでしょうか。
    膨張先が無いとすると、「21世紀の利子率革命」はどこに向かうのでしょうか・・・。




    関連記事

    テーマ:経済 - ジャンル:政治・経済


    利子率革命という言葉を知っているでしょうか。

    ---ケインズの見識によれば、「ジョンブル(イギリス人のこと)は大抵のことは我慢するが2分の利子率には我慢できない」ため、経験的に2パーセントの利子率を下回るような債券は売れ行きが極端に悪くなり流動性の罠が発生する。---

    ウィキペディアの、「流動性の罠」の説明文からの引用です。
    現在、日本の長期国債の金利は0.8~0.9%程度ですが、上の文章からもこれが異常に低い数値である事がわかります。

    「資本主義という謎 成長なき時代をどう生きるか NHK出版新書」

    埼玉大学の経済学の教授である水野和夫氏と、社会学者である大澤真幸氏の対談形式の本ですが、とても面白いです。
    経済の歴史的な話も出てくるのですが、16世紀のヨーロッパでも、今の日本のように10年を越えて長期間での低金利の時期が有ったと言います。

    16世紀にイタリアのジェノバで、11年に渡り金利2%を下回りました。それを、歴史学者は

    利子率革命

    と呼ぶとの事です。

    なんと!

    日本では、1997年から現在まで、15年以上も2%以下を継続しています。まさに、「21世紀の利子率革命」の真っ只中に有る、と著者は述べます。

    それだけでなく、アメリカ、ドイツなど先進国にも2%割れが広がっている事実 ・・・ 世界的に低金利が広がっている事は、何を示しているのでしょうか?

    金利が低い状態が継続してしまう事・・・これは、投資先が無く、社会がこれ以上活力のある膨張先を見つける事ができないような状態になっていることである・・・本にはそう書いてあります。

    現在の世界は、これまでのように膨張先を探し求めるやり方は通用しなくなっているのかも知れません。



    関連記事

    テーマ:経済 - ジャンル:政治・経済




    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。